逆光
昔のカメラは
うっかり逆光で撮ると
後で現像した時に
顔がみんなわからない…なんて事があったな
昔は現像するまで分からなかったからね
今は
逆光でもすぐに分かるから
撮り直せばいいもんね
でも 逆光とか光の入り方で
不思議な仕上がりになったりして
あれはあれで楽しかったな
最近 不思議な写真撮らなくなったなぁ
paki
海の底
深い深い海の底。
子どもの頃は、
何があって、どんなところなのかと、
想像を巡らせていた。
地底人とかいるのかな…とか。
見たこともない生物で一杯なのかなとか。
現在。
技術の発展により、
随分と鮮明に海の底が分かるようになった。
確かに技術の発展は素晴らしい。
だが、私の、
夢もロマンも地底人も海の藻屑となり、
消え去った。
paki
君に会いたくて
君に会いたくて、
同じ時間に同じ道を通る。
君に会いたくて、
ゆっくり歩く。
すれ違えただけで、
嬉しくて胸が高鳴る。
どこに住んでいるのかも、
名前も知らない。
ただ会えるだけで良いんだ。
ふさふさなゴールデンレトリバー。
paki
閉ざされた日記
閉ざされた日記の中には、
何が書かれているのだろう。
人には知られたくない、
自分の内面。
気に入らない人への直接言えない不満。
もしかしたら、隠し財産の在りか。
昔の罪…。
閉ざされているのだから、
開けない方がいいよね…
paki
木枯らし
寒い。
北風は辛い。
言葉通り、冬の木の葉を飛ばしまくってる。
そして気がつくと、春風になってる。
あと何回で木枯らしから春風になるのかな。
paki