その昔。新婚旅行へ行ったのだが、
お土産をどのくらい買ったら良いか分からず、
多めに買った。
予想通り余った。
そのお土産(お菓子)が…まだある。
まだあるのだ。忘れ去られたように置いてある段ボールの中に。
密封されている為、ニオイも何もせず。
ただひっそりとそこにあるのだ…18年も。
忘れたくても忘れられない…
paki
子どもの頃から好きな光景がある。
晴れた日の穏やかな昼下がり。
窓を開けると、フワッと踊るカーテンと日の光が相まって、心地よいやわらかな光となって家に入ってくる。
小さな頃から1人で家に居ることが多かったせいか、家の窓やドアが開いている光景に憧れがある。
他にも、傘が開いて干してある光景とか。
それで今でもベランダに傘を開いて干してしまう。
紫外線とか考えるとやめた方がいいのにね。
ドアも今の時代鍵がかかってるよね。
唯一、窓…も開けっぱなしは物騒だよね。
ああもうっ。何て時代なんだ。
感傷的にもなれやしない。
paki
私が子どもの頃。
母は厳しい人だった。
特に怖いのが、目。
母は目で語るのだ。
末っ子の為か、
家族の顔色を常に見る癖のあった私。
母の目の動きにすぐに気が付く。
あれは私の人生で、初めて知った鋭い眼差し。
現在の母は、眼光鋭いとは言えなくなったが、
未だに、ぱっと母の目を見る癖は取れない。
そんな母曰く、
「あんたはキツイねぇ」だって。
paki
娘に誘われて、オンラインゲームを始めた。
嫌な予感はしたのだが、
予感的中。ハマってしまった。
ゲームの中で、私は飛べたりする。
これが、妙にリアルで、気分が良い。
まだ始めたばかりで沢山は飛べないので、
娘に助けて貰ったりする。
私を助けて飛ぶ姿をみていると、
これから、沢山の未来が待っている娘と重なり、
どうか高く高くどこまでも
飛んで行ってほしいと思ったりするのだ。
私は…。
高く飛ぶと、
そのまま帰られなくなりそうなので、
健康に気を付けて地道に生きよっと。
paki
子どものようにウキウキしたり、
ワクワク楽しい事を指折り数えたり。
そんなのは、大人の私には無縁なのだよ。
子どものように、時計を気にしながらゲームしたり、
子どものように、漫画の続きを楽しみにしたり…
いや、これ、昨日の私じゃん。
paki