10/15/2023, 11:59:35 AM
あら、まあ
よく研がれていること
さぞや切れ味のよいことでしょう
ああ、おっかない、おっかない
あちらは見ないでおきましょう
こちらが見なければ
刺すことも
切ることも
出来やしないのですから
/お題「鋭い眼差し」より
10/14/2023, 11:45:34 AM
翼はないのだから
地に足をつけていなければ
一歩ずつ、一段ずつ
坂なり、梯子なり、階段なり
踏みしめながら登っていくしかないのだ
/お題「高く高く」より
10/13/2023, 11:53:25 AM
「憧」は形声文字なので、つくりの「童」は音符に過ぎないはずだが、童心に憧れる大人の少なくない様子を見るにつけ、偶然にしてはよく出来ている字だな、と思う。
/お題「子供のように」より
10/12/2023, 11:50:17 AM
放課後――当たり前のように目にして、口にしていたけれど、面白い言葉だな、と思う。「放課」という言葉には馴染みがないのに、「放課後」には馴染みがある。そもそも、その日に課せられたものを終えることを「放たれる」と表現するのが、確かにその通りだと思うが、もし私が言葉を作るとしたら、なかなか思いつかない表現だ。小さいころから使っている身近な言葉であっても、意外と古風な表現のものがあって、大人になってから改めて考えてみると、結構興味深いものである。
/お題「放課後」より
10/11/2023, 11:17:36 AM
木ではないけれど
葉でもないけれど
白いレースの隙間から溢れる
真昼の木漏れ日が好きだ
/お題「カーテン」より