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7/5/2024, 1:16:11 AM

神様だけが知っている

書かなかった願いごと
書けなかった願いごと

選びきれなかった願いごと
短冊の多さに、遠慮した願いごと

同じことに寄せた願いごと
違うことに羨んだ願いごと

見えなかった願いごと
みとめてしまったねがいごと

7/3/2024, 12:21:11 AM

けっして強くない
強さに見える


#日差し

6/29/2024, 1:21:24 PM

入道雲が
夕焼け空の夏の日の終わり

6/26/2024, 3:42:19 AM

繊細な花は、春に蕾をつける。
けれど繊細な花だから、昨年も、今年も、花びらを開くことはなかった。
繊細な花と長年暮らしている者は
「今年は昨年より、蕾が大きくなったね」
朗らかに笑った。

繊細な花の蕾は、雨に風に朽ちてゆく。
また来年、繊細な花の蕾は芽を出すのだろう。
また来年、花びらは開かないかもしれないけれど、
また来年。

6/24/2024, 10:28:30 PM

#1年後

 タイトルと表紙の絵に惹かれ、手に取った一冊の本。以前に一度、借りたことがあった。その時は、読まずに返してしまったが、再び手に取り開いてみる。君が好きなジャンルの短編小説。それらは10人の作家によって、一つ一つ書かれたものだった。母国の神話や伝承をもとに、現代の作家が紡ぎ直した物語。

いくつかは理解が追いつかなかったけれど、いくつかは読んでいて、救われていた。

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