土砂降りの中彼女が放った言葉は「ごめんなさい」の一言。傘？僕はいらないよ。雨と一緒に流したいものがあるんだ。(54字縛り)

雨に佇む

「頑張って日記つけるぞ！」揚々と夏休みの宿題である日記帳を開く。急げ！なんてったって明日は始業式なのだから。(54字縛り)

私の日記帳

ある場所に立つと私と向かい合ってそっくり真似する存在が現れる。真顔の私に反してそれはニッコリと微笑んでいた。(54字縛り)

向かい合わせ

やるせない気持ちでいっぱいだ。ボーリングスコアは今回も1ピン残し。ああ…ごめんよ、僕の配置が悪いばっかりに！(54字縛り)

やるせない気持ち

「今夜の海はお盆だからなのか子供が走り回る音や笑い声がよく響くな。」そう言うと男は涙ぐみそっと花束を添えた。(54字)

夜の海