イルミネーション?
知らないわそんなもの。
寒さかどうか分からないけど、赤く震える手を握りしめる。
「来ないじゃない…!」
今年の春頃にした約束、分かってた。忘れられてることくらい、分かってたのに。でも、期待してしまった、覚えていてくれると、きっと、来てくれると。
「ねぇ、覚えてたらさ、クリスマス一緒にどっか行こうよ」
「いいね行こ」
…。仕方ない、だってもう何ヶ月も前の会話よ。
白い息を吐き出す。楽しそうな人達の声と、街に流れるbgm、それから。赤く、赤く染まった街に背を向けて、私は歩き始めた。
#イルミネーション
「どうすればいいの?」
そんなのこっちが聞きたいよ、何もかもを私に聞いてこないで。私はあなたの親でも、家政婦でも、メイドでもないの。私はあなたの都合のいい存在じゃないし、私だって完璧じゃない。私にだって、分かんない事もあるの。
「ごめん、分かんないかも」
「だるー」
??????????????????????????
??????????????????????????
??????????????????????????
#どうすればいいの?
別に、ない。
まず、宝物って何よ。
そんなの、人の価値観によって変わるでしょ?
自分の価値観でものを言ったら、堅物者がありえないって笑ってくるじゃない。だから私、そういうの嫌い。
そういう、人によって答えが変わって、曖昧で、その人にしか分からない思いのこもってる答えを、よく知りもしない人が薄っぺらい御託並べて貶すような。そんなの、言わない方がマシよ。
私の宝物は、私だけの宝物なの。
#宝物
また会いましょうというこの社交辞令満載の言葉に、君が何を思うかは知らないけれど、それしか言葉が浮かんでこなくて、結局みんな、八方美人。
また会いましょうというこの想いの詰まった言葉に、君が何を思うかは知らないけれど、それしか言葉が浮かんでこなくて、結局みんな、会えないまんま。
また会いましょうというこの応用が利きまくる言葉に、君が何を思うかは知らないけれど、それしか言葉が浮かんでこなくて、結局みんな、空っぽの意味。
また会いましょうというこの言葉が、君に何を思わせたのかは知らないけれど、これだけは言える。結局みんな、今を何とかしたくて、今を生きてる。ただ、それだけ。
♯また会いましょう
私
あたし
俺
僕
自分
うち
さぁ、本当は、だーれだ。
♯鏡の中の自分