～花咲いて～

みんな
タネを持って産まれてくるのかな
そのメは出てくるのかな
そしていつかは
ツボミとなって

ハナが咲くのかな


花咲いて眩しいあなたははるか遠くに

～もしもタイムマシンがあったなら～


中学生くらいの頃かな
飼っていた猫が
家で出産したんだけど
私は家にいたのに
気づいたら産まれていて

過去に戻れるのなら
その日に行って
出産を見守りたいな

赤ちゃん猫の一匹が
その後の日々の
私の生きる力になったから
産まれて来てくれてありがとう
って言いたいし
母猫もいたわってあげたいし

当時カメラが壊れていたから
使い捨てカメラを過去の自分に
プレゼントしてさ
撮影よろしく！って言っときたいな

今一番欲しいもの


愛猫のぬくもりが欲しいな

生きてることの最大限の幸せは
ふれあえることかもしれない

この世に存在するための
カラダという入れ物は
永遠ではないから

なくなって
少しずつ記憶が薄れていく
あのさわり心地を
ぬくもりを


今一番欲しいと思う

私の名前？

かわいい
かわいいこ
いいこいいこ
かわいいね
だいすき

こんな感じの名前だったと思うわ
私の人間がいつも言っていたから

毎回ニャーって返事したでしょ

なんてね
ちゃんとわかってる
あなたがつけてくれた本当の名前
だいじにだいじに持っていくね

～視線の先には～


猫がじっと見ている
視線の先には
何も無いのに

見るのをやめない

猫が気になる何かが
人にはわからない何かが
そこに
イル？


たぶんだけど
人に聞こえないレベルの音に反応してるんじゃないかな
視線だけでなく耳も前を向いていたし

それじゃあ
それって何のオト？