狭い部屋だけど
わたしと
わたしの猫の部屋だった
いつでも猫が出入りできるように
ドアストッパーで少し開けてある
先に寝ていると
トイレやなんかをすませた猫が走ってきて
本棚の上の寝床や
寒ければわたしの枕元に
寝に来るの
いつものこと
それが日常だった
あの日までは
狭い部屋だけど
わたしはひとり
でもわたしの猫の部屋でもある
あの足音はもう聞こえないけれど
いつでも来られるように
ドアは今日も少し開けてある
失恋
人生に失恋の二文字無し。
だって恋をしなければいい。
誰もがいつか恋をする
だなんて
あたりまえだと思うなよ
正直でいる方が楽だ
ほどよい正直ね
ようは嘘ついてばかりは辛いってこと
でも人生それなりに嘘つく必要あるからね
やさしい嘘ってやつとか
それでも可能なら正直に生きたい
こころの中の素直な思いを
正直に伝えたい
たぶんそれらを受けとめてくれる誰かの
正直なこころの言葉を受けとめる力が
自分にあるのなら
不可能ではないのかもね
お互いさまってことで
梅雨と言えば雨。
「雨がふる」
と言えば飴じゃないってわかる。
でも
「あめ」
だと、どっちだかわからない。
アクセントが違うらしい。
正直なところ正しい言い方がわからない。
無アクセントの地域の住人だから。
橋と端と箸の違いを聞かれるとこまっちゃうよね。
雲も蜘蛛もいっしょでしょ。
そして自分がなまってることに気づきにくいの。
まあ、しゃーない。
天気の話なんてどうでもいいんだ。僕が話したいことは
じゃ、いいでーす!
こっちは天気の話がしたいんだってば!
暑いね暑すぎるね。あんまり急に暑くなるとからだがついていけなくてマジつらいしマジキツイよね。でも洗濯物が乾くのは悪くないよね。かといって朝ほしていくと夕方雨が降ったりするからこまるよね。え?ほさないの?乾燥機あるってか?いいな。つーかさ、ずっと雨なのも面倒だよね、出かける気無くすって。暑すぎるよりは雨の方がマシかなー、これからの季節はさ。
そーゆう話がしたいんですわ。天気の話はほどほどに盛り上がる良い話題なんだってば。あなたにもそのうちのわかるかと。大人になればなおさら、ね。