5/15/2024, 7:12:34 AM
獣たちは風を読み
鳥たちは風に乗る
人間はどうだろう
私はそんなに風と親しくないけれど
時には自由を知る人の魂にしたがって
風の赴くまま身を任せ
あてのない旅に出てみたい
『風に身をまかせ』
5/13/2024, 5:00:16 PM
浪費された若さ
記憶からこぼれた想い出
途切れた未来
失われた時間
5/12/2024, 1:44:52 PM
子供のままでいたならば
世界はもっときらきらして見えたかもしれない
石ころひとつにさえ世界を見つけ
言葉ひとつで宇宙に行ける
想像力の魔法で
どんな現実も塗り替えられる
でも、
どこかで子供のままだから
世間が苦しくつまらないのかもしれない
他人から親のごとき支配を受け
尊厳は簡単に踏みにじられる
戦う力は得たはずなのに
仕方がないと甘んじる
もう想像の世界に逃げることもできないのに
子供の心を忘れずに
戦う覚悟を持てたなら
世界を少し素晴らしく
創造し直せるかもしれない
5/6/2024, 12:42:05 PM
明日世界が終わるなら
今したいと思うこと
小さなことでもひとつずつ
今日も明日も明後日も
していきたいと思うのです
ほんとに終わりが来るときは
きっと時間は残されない
ただ流れてく毎日に
大切なことを欠かさずに
編み込みたいと願うのです
5/4/2024, 4:02:38 PM
まず静寂が訪れる
限界まではりつめた空気を
すっと切り裂くのは魔法の杖
やがて音が灯りだす
いくつもの旋律を重ね
ひとつの世界が組み立てられる
その世界ではひとりとして欠けてはならない
誰かが欠ければ綻びる
失敗の許されない濁流のなかでも
耳を澄ますと見えるはず
あなたに寄り添うメロディーが
共に流れるあなたの譜面が
さぁ遅れないで、置いていかないで
足並み揃えて一緒に行こう
美しい世界の終わりまで
『耳を澄ますと』