事故とか病気とか自殺しない限り私にはなんてことない1年後がきっと来る。
約束はされてないけど高確率できっと来る。
それはつまらない事じゃなくてありがたいこと。
1年後が来ない人だって世の中には沢山いるのに、何にも成さない私はきっと生きてる。
【1年後】#10
大好きなスーパースター様の日常は毎日がジェットコースターに乗ってるみたいに目まぐるしかった。
常に他人の目に晒され続ける彼の一挙手一投足はセンセーショナルに連日テレビで報道されていた。
プライバシーやプライベートの侵害甚だしい日常。
人はそれを有名税だから仕方ないと言う。
宿命みたいなもんだって。
話題になって有難いことだと簡単に言う。
嫌なら辞めたらいーじゃんって。
所詮、他人事。
辞めたらって、○ねって言ってるのと同じことでは?
息をするように歌う人でした。
歌でしか会話を許されてないような人でした。
その人からそれを取り上げたら終わりだよ。
そして終わりは突然やって来た。
彼は50歳で天に召されました。
薬の過剰投与による心臓発作と報道されていたっけ。
薬飲まないとやってらんない日常だったのでしょう。
青天の霹靂だと思った。
人間五十年という敦盛のフレーズが同時に頭の中に流れた。
生命を燃やし尽くしてしまう程の激情の中で生きていたスーパースター様らしい最期ともいえるが、あまりにも、あんまりだと思った、短すぎた。
私は今ものらりくらり生きている。
なんてことない日常を細く長く生きるであろう一般人だもの。
この前の健康診断では超健康ですねって言われました。何かの数値が人より高くて長生きするねって。
そういや祖母は100歳まで生きて天寿をまっとうしたっけな。
【日常】#9
好きな色はいつも何かと紐着いている。
青い空、海の青、青い鉱石、キトンブルー、どれも美しくて好き。
亡くなった黒猫のベルベットみたいな毛並みが大好きだった、黒推しになった。
嫌いな奴が職場にいる、厄除けにはラベンダー色がいいよって聞いてから身につける物に紫を取り入れがちになった。
推しのイメージカラーは赤、情熱的なその色は推しの歌声と共にいつも私に勇気をくれる。
旦那の好きな色はちょっと深めの緑、よく目にするようになり、好きな色がまた一つ増えた。
ペットショップで売れ残っていたシルバーのトイプードルを家に迎え入れてから灰色の物に目が行くようになって、ついつい買っちゃう。
きっとまだまだ好きな色は増えていく、増える理由が沢山あるから。
【好きな色】#8
あなたがいたから、
ってなんで過去系?笑
あなたがいるから、でしょ。
毎日ありがとーな。
【あなたがいたから】#7
想像してた未来の2023年はドラえもんみたいな世界で、車が空飛んでるような世界で、わかりやすい宇宙服みたいな服着てる世界だったけど、現実は全然違った、過去からの延長線上にある人間くさい泥くさい未来でしかなかった、未だに戦争もやってる、そんな突然変異みたいにドラえもんの未来はやっては来なかった、夢見過ぎてたのかもね。
【未来】#6