ただ君だけに

通じる言葉なんて

それは言葉と言えるだろうか

誰にでもわかる言葉で

君と語り合いたい


………ただ君だけ

君と乗った

未来への船

これからどこへ

向かうのだろう

光に導かれて

進み続けられたら



………未来への船

もう一歩も進めない

このままここでうずくまりたい

そんなときには

何もかも放り出して

静かなる森へ逃げ込めばいい

自分の鼓動しか聞こえない

静かなる森へ


………静かなる森へ

大きくなくたって

ちっとも構わない

手のひらにおさまって

光を放つような

ささやかな夢でも

心に描こう


………夢を描け

届かない想いは

飛行機雲のように

青い空に溶けて

高みに昇る


………届かない……