とりとめもない話
仲のいい人と2人ならできる
人によっては何時間でも話せる
でも3人以上になると
途端にできなくなる
ほとんど喋らなくなる
全てが遅いんだと思う
発言を聞いて
理解して
考えて
自分の意見をまとめて
発言する
その一連の流れがとにかく遅い
人が増えると「考える」にさらに時間がかかってしまって
言葉を発する前に話が進んでしまう
単純に複数人の会話に向いてない人間なんだと思う
いいとか悪いとかではなくて
そういうことなんだと思う
できないけど
多分できるようにもならないけど
話せる人と
話せる時に
楽しく話ができるのなら
他はあまり気にしなくてもいいのかな、とも思う
風邪
学生の頃
この時期に毎年風邪をひいていた
一人暮らしだと体調崩した時に困る
食べるものがないとかではない
部屋汚くて怒られそうだから死ねないって思ってた
せめてゴミくらい捨てさせてくれって
社会人になってからは
風邪自体滅多にひかなくなった
そして大きな病気をした時
風邪とか関係なくいつ何があってもいいように
最低限の片付けは常にするようになった
風邪をひいた時の心細さも
部屋が汚くて死ねないという不安もなくなった
なのに
なんで何が欠けた感じがするんだろう
雪を待つ
待つまでもなく
もうだいぶ積もっている
冬の夜は長いけど
日が差すと雪で反射して
眩しいくらいの白い世界が広がる
静かで
刺すほどに冷たい空気
全てを覆い隠す圧倒的な白
困ることもたくさんある
危険をはらんでいることも重々理解している
それでも私は
この雪で覆われた世界が
息を飲むほどに美しいと感じる
何でもないフリ
何でもないフリは得意
私はいつもそう
元気そうなフリ
平気そうなフリ
傷ついてないフリ
わかっていないフリ
全部そこそこ上手に出来ると思う
そういう自分が嫌だと思う時もある
でも考える前に反射で出てくるこの反応は
誰かを
何より自分を守るための反応なんだとやっとわかってきた
弱くて怖がりな私が
できるだけ他人と自分を傷つけないように作ってきたもの
愛せなくても
許したいなとは思う
仲間
仲間と友達は違うらしい
でも確かに何となくわかる
例えば
巨大な敵が現れたり
全く知らない場所に放り出されたりした時
少しでも知っている人がいたら安心するし
協力して助け合おうとすると思う
つまり、一緒に立ち向かうということ
同じ方向を向いて同じ目標を持つと仲間になる
意識しようとしまいとも
決して得意ではないけれど
仲間になる感じってわかるし
それは素敵だなと思う