どこまでも続く青い空
学生の時に
農家さんでアルバイトをさせてもらった
その時にトラックの荷台から見た空が
未だに忘れられない
圧倒された
空はこんなに広いんだと、と思った
そんなことわかってるつもりだったけど
それでも
まるで初めて知ったような
そんな感覚になった
平野で、どこまでも畑で
その上晴れてる日がとても多い土地で
何より私にそれを感じ取れるだけの余裕があったから
見ることができた空だったんだと思う
私の忘れられない空
衣替え
自分の住むところは
もう本格的に冬に突入し始めているので
ダウンジャケットを出し
ヒートテックを出し
暖房器具を稼働し始めている
でも飛行機に乗って
たかだか2時間の場所に降り立つと
まだ半袖の人が大半の場所に着く
上着を着ている人は少ない
当然衣替えなんかしていない
上手く言えないけど
みんなそれぞれその場所に合った「普通」を過ごしているだけだ
場所が変わればその普通は簡単に変わるし
範囲を広げるほど普通はどんどん曖昧になる
普通ってその程度のものだと思うんだよな
声が枯れるまで
学生の頃は
週に2回も3回もカラオケに行っていた
田舎の学校だったから他にすることもなくて
練習終わったあとにみんなでカラオケに行って
朝まで歌い続けるなんてこともザラにあった
それでも
声が枯れることなんてなかった
でも最近はカラオケどころか
人との会話とか
声を出す機会がものすごく減ったせいで
たまに数時間話し続けただけで声が枯れる
もう歌なんて歌えないんだと思っていた
でもこのままじゃ本当に声が出なくなると思って
久しぶりに全力で歌を歌ってみた
さすがに何時間もは無理だったけど歌えたし
声も枯れなかった
きっとこうやって
もう出来なくなってしまったと勝手に思い込んでいることが
他にもあるんだろうな
始まりはいつも
何をするにも
始まりは怖い
どんなに楽しいことでも
どんなに心待ちにしていたことでも
何かが始まる瞬間は怖い
ましてそれが予想だにしていなかったタイミングだと
ほぼパニック状態に陥る
始まりは怖いのに
いざ始まると終わるのが怖い
私は
いつもいつも怖い
すれ違い
たぶん、よくあることだと思う
基本的にヒトは
自分以外とはすれ違うようにできていて
意識してないと
誰かや何かと同じようにいることはできない
だからこそ
すれ違いたくないのなら
見つめ続けないと
修正し続けないといけない
人と人との関係なら
お互いそうしなきゃいけない
だから尚更難しいのだろうな