あの日のこと覚えてる?
君は僕にそう言った
小さい頃

ねぇそこの君大丈夫?
目の前には
傷だらけの子供

話していたらどんどんと仲良くなる
そして今
僕達は
仲のいい親友だ

空を見上げた時
僕は心の中で思った

二等星は一等星より光ってないけど
同じ星
ただただ星の位置が違うだけ…
本当はもっと
一等星のように輝いている

そう…
昔の俺みたいに

もう疲れた
居場所は無い

学校に行けば
(虐め)
家にいれば
(虐待)

もう…
疲れた

それを聞いた友達は
僕に向かって
「じゃぁ……」
「終わりにしよう」
と優しい顔で僕を見た

手を取り合って

何も出来なくても
自分にしか出来ないことがある
運動も
勉強も
友情関係も
何もかも上手くいかなくたって良い

君は僕の手を取って
「人と話せるだけで偉いよ」
って

その瞬間
安心したのか
全身の力が抜けた

嗚呼…これだけで偉いんだ
生きてるだけで…
人と話してるだけで…

そう心の中で呟いた

僕は凄い
誰もが納得する

でも
こんなの僕じゃない
昔はもっと自由な人間で
よく笑う人間だった

なのに
なんで…

そうだ
あの時
君にまけたから
いや違うな…
君に裏切られた
の方が正しいかな

次こそは勝つ