最初から私が歩む未来が決まっている運命だとしたら
私は運命に踊らされているのでしょうか
悩んで、悩んで、やっと決めたこと
全て初めから決まっていた選択だとしたら
私は決まった運命に意味もなく悩んだのでしょうか
それでも、やっぱり
初めから決まっていたのだとしても
悩んだこと、決断したこと
自分で選んだ歩む道に
意味はあると思うのです
太陽はみんなを照らすけど
太陽を照らすのは誰なんだろう
太陽みたいな君
私はいつも救われてた
あなたはいつも笑ってた
ひまわりが咲くみたいな素敵な笑顔
あなたはいつも人に囲まれているようで
きっといつも独りだった
眩しすぎるあなたに近づけないから
いつも通りの素敵な笑顔
そのはずなのに、どうしてか
寂しそうな目を見た気がした
私は、あなたのように照らせないけど
せめてあなたに寄り添えるような月になりたい
少しでもあなたに光を返したい
今度は私が恩返しする番だね
どこからか鐘の音が聞こえる
心地よいまどろみが続く
君の声が朧気に聞こえた
瞼の裏に君が浮かぶ
…ゆらゆら…ゆらゆら……
ふわりと風がそよめく
君は現に溶けゆき揺らぐ
ろうそくの火が消えるようにフッと
まどろみは消え目を開いた
あの鐘の音は夢か現か
ぼんやりと時計を眺め重たい体を動かす
あれはきっと夢だった
どこからか鐘の音が聞こえた気がした
“ありがとう”と“ごめんね”はちゃんと言おう
つまらないことでも
後悔することになる前に伝えよう
手遅れになってからではもう遅いから
後悔したことが私にはある
大好きだったじいちゃんが
ガンで亡くなった時
入院してから急激に弱っていったじいちゃん
やせ細って別人のようになったじいちゃんを
じいちゃんだと思いたくなくて
私はじいちゃんを避けていた
そうしているうちに、手のひらから零れ落ちるように
あっけなく、じいちゃんは亡くなった
どうして避けたりしたんだと後悔した
もっとたくさん話がしたかった
伝えたいことは沢山あったはずなのに
届くかも分からない気持ちを手紙に書いて棺に入れた
届いたのかな
届いていたらいいな
私の言葉で、声で、
ちゃんと生きたじいちゃんに伝えたかった
みんなは、そんなふうに後悔しないようにね
あーだめだ何も思いつかない
今日行った花火の話でもしようか
高校の行き先がバラバラになった友達と
久々に会って祭りに繰り出した
楽しかったなぁ
花火綺麗だった
友達と遊んだ夜は何故か無性に虚しくなる
みんなもそうかな?
全部夢だったみたいでね
目が覚めたら___。
あ、繋がったね
結果オーライ、かな