人の心を浴びて花開く
綺麗な言葉をかけ続けた花は
美しい花を咲かせる
罵詈雑言を浴びせた花は
花咲くことなく枯れ落ちる
咲かそ
咲かそ
心の花を
あなたはどんな花になる?
心を映す
花咲かそ
記憶を持ったまま戻れるなら
保育園の頃に戻りたい
小学校へあがる頃離れてしまった友達と
もっと沢山遊びたい
それから
肺がんで亡くなってしまった祖父を
早く病院へ連れていきたい
私がずっとお願いしていたら
もしかしたら早く行ってくれるかもしれない
もしまだ治療で治せるくらいなら
祖父はもっと長生き出来るかもしれない
小学校では私は空虚に生きていた
空っぽだったから記憶もほとんどない
もっとみんなと遊びたい
愛犬のももじとも友達とも
影で苦しんでいた友達を助けたい
中学校で初めて仲良くなって話してくれた辛いこと
早めに仲良くなったら相談してくれるかもしれない
小学校で始めたバレーももっと真剣にやったら
ちゃんと強くなれたのかもしれない
後悔したことが多いんだな
過去に戻ってやりたいことって
結局自分が後悔したことだ
愛、なんて
欲張りかな
君がいた
もう居ないはずの
哀しそうに
泣きそうな顔で
笑ってた
「幸せですか?」
今、君は
会いたい人に
出会えたの?
涙を流して
君は笑って
もう大丈夫
だからあなたも
幸せになってね
もう独りじゃないんだね
もう笑っていられるのね
泣かないで
今までずっと
ありがとう
『視線の先には』
小さい頃
日曜日には必ず
じいちゃんが買い物に連れていってくれた
広い車内で姉妹2人で遊びながら
お店に着いたらひとつずつお菓子を選んで
お昼ご飯は隣にあるばあちゃんの家で
食べ終わったらじいちゃんと遊ぶ
そんな毎日が幸せで大好きだった
肺がんで亡くなってしまったじいちゃん
優しくてちょっと頑固で大好きだったじいちゃん
見守ってくれてるかな?
ねぇ、もう高校生になったよ
身長も伸びた
私は、今も
元気だよ
『遠い日の記憶』