目にしているのは…
終わっていない宿題
優越感、劣等感…
誰よりも
好きで満たされたい
愛されたい
笑顔にさせたい
笑顔にさせられたい
優しくされたい
これが劣等感
これを満たせた時の優越感はいつ味わえるの、
これまでずっと、自分の素を出せなかった
私は、これからもずっと自分の素を出せないよ。
だって素を出したら、嫌われるもの、。
せめてそこくらい、隠してもいいよね
素を嫌われるのが怖い、
どうせなら、偽りの今の自分を嫌ってよ。
1件のLINE…
私って愛されたいのかな?
誰かからLINEきてたらめっちゃ嬉しいんだよねー!
\line!/
誰からだろうー!ワクワク
LINEストアからだった
私のワクワクを返せ……)
朝、目が覚めると泣いていた…
ピピピピ ピピピピ ピピ、、、
「早く、起きなさいぃーー!!!」
うわ、まただよ。
今日も、うちのお猿さんがキーキーうるせぇなァ。
ガラガラガラガラ、、
「こらァっ!! いってきま、、」
「よっ!今日も可愛いじゃん!」
今日も彼女の瑠花ちゃんにお決まりの挨拶をっと。
「可愛いのは海斗先輩の方でしょっ!」ペシッ
たまらんなぁー!
キーンコーンカーンコーン キーンコー、、、
「海斗っ!お昼ご飯一緒に食べよ!」
おぉ~。
クラスから絶大な人気がある高嶺の花、凛ちゃん!
そして、俺の彼女!
「良いよ良いよ!ちょーど今誘おうとしててさッ!」
『ごちそうさまでした!!』
バッシャーン、、
「ちょ、ちょっとやめてよ、、。」
「お前が悪いんだろ? こんくらいで済ませられるだけありがたいと思えよ、なァ?」
俺は、蓮に水をかけた。
蓮が「海斗が昨日、盗みをしてた」
と言おうとしたのがムカついた。
まぁ、事実なんだけどね。
キーンコーンカーンコーン キーンコー、、、
「一緒にかえろぅー!」
「ごめん!瑠花!早く家に帰って勉強しなきゃ、ボッコボコにされるんだよ!、」
「ほぉ~やっと勉強する気になりましたか~ニヤニヤ」
「強制勉強だけどねー笑笑」
コツコツコツコツッ
「お待たせ!海斗くん!」
「いやいや全然待ってません!今来たとこ!」
こちらは、バイトの先輩で俺の彼女 美玖先輩!
「じゃぁ、行きましょうか!」
ガラガラガラガラ、、、
タッタッタッ
「こらァっ!ただい、、」
ふぅー。LINE LINEっとー。
ブーッ ブーッ ブー、、、
「う、うわぁぁぁぁぁ!何何何!?」
スマホを開こうとした時、急にバイブ音が部屋中に響き渡った。
その途端、ひとつのメッセージが現れた。
【アナタヲ ツレテイク】
トントンッ
肩を叩かれた。恐る恐る振り向くとそこには、
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ
…朝、目覚めると泣いていた。
ごめんじゃ、済まされない…よね…、。
俺は取り返しのつかないコトを今までしてきた。
味わったことの無い恐怖のせいで、
何が起こったか覚えていない。
きっと、これからずぅっと毎朝泣かされるんだろうな