人生半分も過ぎると、老い先が気になり始める。
夢を見るより終活？いつ始めるの？という感じだ。

それでも、先に楽しみが無いわけではない。
パイロットとかバレリーナとか…子どもの頃のような壮大なものではないけれど、できるだけ元気で長生きして、気の合う仲間や家族と楽しい時間を共有するっていうのも、考えようによっては立派な夢。

年を取ってから始めた楽器。
縁あって参加した弦楽合奏団。
想像していたよりもずっと多くのレイトスターター仲間と出逢えることができた。

合奏は楽しい。
ヘタでも楽しい。
疲れるけど楽しい。

楽しいから、もっと上手くなりたいと欲も出る。

人生１００年。
７０歳ぐらいでバッハのシャコンヌ。

無謀？
でもあと○○年あるのだから。

そうなると、今年の目標もたつというものだ。

毎週のレッスンも楽しくなる。

夢はいくつになっても持てるものだ。
夢を持つと楽しくなる。
楽しくなると心が元気になる。
心が元気になるとごはんがおいしい。

夢は心の栄養。


　　　　　　　　　　　　（夢見るこころ）

かたまり

伝えたかったこと
伝えるつもりのなかったこと
伝えようとしたのに言葉にならなかったこと
伝えたはずなのに伝わっていなかったこと

違う形で伝わってしまったこと
他の誰かから先に伝えられてしまったこと

言葉にしなくても伝わること
言葉にしない方が伝わること

言葉にするほどに伝わらなくなってしまうこと

遠い昔のことなのに届けられずにしまいこんだままの想い

時とともに薄くなってもなお
積もり
絡まり
胃袋の底にへばりついている

　　　　　　　　　　　　　『届かぬ想い』