一人daytime
独りで居たい夢
悲と裏で痛い無
ひとりでいた仏

左手に立つキミの澄んだ瞳には膿んだ月が
映っていた。

あのとき僕は何て言えばよかった？

ヤニの染みた部屋の壁は月の黄色を吸ったようで、
もう何も答えてはくれなくなっていた。

嵐が来ようとも、雲の上は穏やかだろう。
俯瞰ってそれだけで安心できたりすると思うんだ。

去年、何気ない祭囃子で目が潤んだから
激しく動揺したのを覚えている。
こうやって大人になっていくのかなって、
分かったような気がして少し怖かったんだ。

神様が舞い降りてきて、こう言った。
「硬め、濃いめ、多めで」