夢をみていたい
夢をみていたい
あの頃　中学生のころ
いっぱい歌ったっけ
ユーチューブを
聞きながら
あの頃を思い出していたい

ずっとこのまま

おうちにいたい
おへやにいたい

でも　出ていかなければ
自由がなければ
先に進めないから

パパとママと
ずっといたい
そして　本当に　
この部屋が好き

だけど　自由になるためには
出ていかなければ

二十歳

ただの儀式　と思っていた
写真　とりはぐった
きれいな着物だった
後で後悔した

今でも　着物を着た人に
憧れる
素敵だな　って思う
母と　大人になっても
写真　撮ろうね
約束
あれから三十年
未だに叶わぬ願い
二十歳に着物が着れたから
着物が好きになれた
それで良し　とも思う

粉雪

雪　ふる
雪　こんこんと　ふる
雪　こんこんと
　　こんこんと
　　ふりつもる

君と一緒に

君と一緒に歩きたい
ある初老の紳士から
川辺の道を歩きたいと
言われた
望みは叶わなかったけど
紳士の童心に帰ったような
誘いが嬉しくて
思わず笑みがこぼれた