LINEを開けたらいつも通知が1だけ残ってる。
その1は彼からのLINE。
きっと別れ話なんだろうなぁ…
そう思って何かと見れてない。
もうすぐで付き合って5ヶ月。
私たちは記念日にお祝いなんてする派じゃないんだけど、4ヶ月の時は彼がサプライズケーキを作ってくれた。不器用な彼の初めての手作りプレゼント。あの時は嬉しかったなぁ…最後に会ったのいつだっけ?もう…私たちも終わりなのかなぁ…
勇気をだしてLINEを開けてみる。そこには
『僕と結婚してください』
そんなこと、LINEで伝えんなよバカ…
彼からの不器用なプロポーズだった。
僕を買った人はどうも忙しいらしくて、なかなか僕を作ってくれない。半分くらい埋められてそのままになっている僕。僕はいつ完成するのだろうか。数学の世界では0が最も美しいと言われるけれど、この状況は0でも、ましてや1なんかでもない。中途半端な、少数や分数みたいな僕。早く、完成させてくれないかなぁ…
『ジグソーパズル』『不完全な僕』
香水
彼のつけている香水は元カノが置いていったものらしい。つけないでなんて言える訳もなく、それをいいことにずっとつけている。私はこの匂いが嫌いだ。私があげた香水は箱に入っているのをちゃんとみたことがある。社会人の彼は会社で大切なプレゼントとかかがある時だけ私があげた香水の匂いがする。そういうところが嫌いでもあり、好きなところ。だから近々サプライズという名の婚姻届を渡すが結婚は考えてない。と言われるのはまた、別のお話。
「君は、太陽みたいだね。」
そう言って私に笑いかける貴方。
貴方の方がよっぽど太陽みたいよ。
まぁ、本人には言わないけど。
この日の天気は雨だった。
太陽
もともと、からだがよわかった。
そのせいでそとにでたことはない。
がっこうに、いったこともない。
いじめられるのがこわいから、がっこうにはいかない。
ちしきとひきかえにじぶんのみのほしんとやらにはしったわたしはかんじもろくにかけない。
かけてカタカナまで。
それをばかにされるのはいやだから。
だから、ひとりでいたい。