『安心と不安』
深夜ラジオで声を聴くと安心するけど、忙しい日々の話をされると、働きすぎでは?と不安にもなる
『こんな夢を見た』
雪深い森にある古い洋館。
その一室に頭を殴打された遺体が転がっている。
遺体が見つかったのは今朝だ。
俺以外に5人の人間が遺体の前で立ち尽くしている。
その中の一人が徐に声を発した。
「雪で閉ざされた洋館、外から誰かが入ってくるのは不可能、犯人はこの中に居る!」
彼は探偵だ。自称だが、そう名乗っていた。
俺は思った。こいつ、これが言いたかっただけだ。
残された4人に緊張が走る。
探偵は、一人一人に昨夜のアリバイや被害者との関係等を質問していく。
誰かが発言する度に「なるほど」と言い、部屋の中を歩き回る。
こいつ、この状況を楽しんでやがる。
「わかりましたよ。この事件の真相が、犯人は――」
探偵は俺の前に立ち止まった。
俺は、探偵に見下ろされながら、昨夜の事を思い出していた。
昨夜は部屋で一人、読書をしていた。
そこへ探偵がやってきたのだ。
『こんばんは。僕、探偵なんです』
突然、何を言い出すのかと思えば、そう名乗ってきた。
『ここは洋館です。そこに探偵である僕が居る。起こらないんですかね…?』
何が?と言う俺の返事も待たずにペラペラ喋り出した。
『いやー、何もない方が良いのは、分かってます。分かってますよ。でもね、やっぱり洋館ですよ。やりたいでしょ?洋館で起こった事件を解決する、アレ』
は…?
『だけどね、他の4人はそれぞれペアでいる事が多くて、チャンスがない。一人なのは貴方しかいないんですよ』
何の話?
『協力してーくれませんか?』
協力?何を?
『いやいや、事件を起こせって言ってるんじゃないんです。ただ…必要なんです…イタイが』
え?イタイ?いた…遺体!?
その時、俺は探偵が後ろ手に何かを隠していた事にようやく気づいた。
遅かった。
探偵の手には大きなガラス製の灰皿。
部屋のライトに照らされギラリと輝いた灰皿が俺の頭上に振り下ろされた。
ドンッ!
「わあああああ!!!!!」
目が覚めた。
夢か…良かった。
ベッドの横に昨夜読んだミステリー小説が落ちていた。
『タイムマシーン』
タイムマシーン3号というお笑いコンビがいる
ツッコミの山本さんは出身が同じ新潟県なので何となく応援している
出身県が同じってだけで親近感が湧くのは何でですかね?
『君に会いたくて』
音の海に潜るの
過去のあなたも
いまのあなたも
そこに居るから
『この世界は』
―楽しい地獄だ―
と、あなたは言う
それもいいかもね
あなたが居る地獄なら
きっと大丈夫だ