12/15/2023, 9:21:25 PM
「雪を待つ」
いっそ全て
白く塗りつぶしてほしい
黒いトラウマも隠れるくらいに
12/2/2023, 3:00:25 PM
「光と闇の狭間で」
所詮
光にも闇にもなれない
私たちは両者の間で
ふざけている道化師
正義でも悪でもない
ライヘンバッハの滝での
劇的な死すら縁遠い
それでも語る言葉が
責任の鎖につながらない
そんな自由に気が付いて
舌を出してみせるのだ
「それでは皆様ご贔屓に!」
10/8/2023, 11:18:12 PM
「束の間の休息」
人生において
これほどの特権があろうか!
休むことを
ずっと奪われた者もいれば
休むことの
意味さえ忘れた者もいる
だが休みもほどほどにしないと
怠けて人生の宝を失うこともある
偉大なる時間の旗手こそ
この特権が与えられんことを!
9/30/2023, 7:23:54 PM
「きっと明日も」
きっと明日も
あなたと一緒に
ああこれほどの福音が
あるだろうか
願わくば
未来の死をも
超えんことを!
9/15/2023, 9:27:23 PM
「君からのLINE」
だいぶ昔
機械であの世との
通信を可能にする
「霊界通信」に関する本を
読んだことがある
けれど今に至るまで
それは実用化の影も無い
死んだあの人とのLINEが
可能になったら
どんなに慰めになるだろう
不可能という現実は
漬け物石より重すぎる
昔より便利になったと言いながら
尚も不便を説く人の哀しさ
死者の祟りよりも
この不便という呪いの方が
しんどいというのが人の本音か