ジョキン… へぁっ…?
グヂャ…うぁ…ブチッ…がぁ…ギヂュ…ゔぁ… ギャリ…ぐっあぁ…ブギュ
ビチャビチャ…はぁっはっぁ…ボトッ…やだ、やめてよ…グサッ…あ"あ"あ"あ"…グサッ…ゔぁぁ…ブチッ…いぃぃだい゙い゙い゙い゙い゙い
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ
痛い…痛いよ…なんでぇ…なん…で…?
3日3晩、悲痛な叫びと泣き声が聞こえたらしい
痛い…背中が痛い…片方だけ残された翼。
僕の翼は白く透き通っていて輝いていた。
「ズキズキする…ズキズキどころじゃないけど…………あっ……」
僕の翼の羽が1枚パサリと落ちた。
「…え…?」
僕は羽を見た途端絶句した。
以前の様な白く透き通った翼に付いていた羽とは違い、どす黒く血みどろに染まっていた。
僕の自慢だった白く透き通った翼は無くなり、どす黒く血みどろに赤に近いような遠いいようなそんな色に染まっていた。
「……っ…」
痛い…この痛みは無くなるのだろうか?
僕は何故翼を切られてしまったのか…?
そんな事を考えながら包帯でぐるぐる巻きの動かしにくい左腕を伸ばしていた。
「3日3晩…叫んでたんだよな…あーあー…ん゙ん゙…普通に喉痛い…今は…朝の10時か…」
今頃はみんなで遊んでた時間帯。
切られた日以来、みんなと会っていない。
というか、会えない。
こんな見た目で会ったら…と思うと足が竦む。
綺麗さを失った僕の翼。もう飛べない僕の翼。
翼のおかげでみんなと友達になれた、と言っても過言じゃないほどに翼を手入れしていたのに
飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛
びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい飛びたい
こんな翼で見た目で受け入れてくれる人は居ない、そんなヤツばっか。
友達になろうとするヤツみんな第一声は
「お前(君)の翼綺麗だね!友達になろうよ!」
煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い
どうせ、みんな僕の翼を他のヤツに自慢するために友達になりたがってるんだ。
純粋に綺麗っていうだけでなろうとするヤツなんていないんだ。
「……ん…朝か…」
いつの間にか眠ってたみたい、今日は見舞いに来てくれたヤツが居るらしい。
会ってきたらどうだって言われたけど、どうしようかな行ってみようか。
重い腰を上げてペタペタと足を鳴らしながら歩いて行った。
飛べる者A「あ、えっと、大丈夫?」
飛べる者B「辛かったよな…出てこいよ!」
扉の前で話しかけてくる、出たくない。
僕「………わかったよ」 ガチャ
飛べる者A、B「あ、ああ…ゔぁぁっ!!!」
バサッバサッ…
「………あ……あぁ…」
ほら…思った通りじゃないか…酷いよ。
そっちが出てきてって言ったじゃないか!
飛びたい…飛んでた…飛んでた…飛びたい…
勇気をだして僕は走った、いつも飛んでいたように。
でも、無理だった。どす黒く血みどろに染った羽が落ちてきただけ。膝から崩れ落ちた。
多分そこで寝たんだと思う。夢を見たんだ。
自由に空を飛べる夢、みんなは下で泣いてた。
片方の翼がないから。僕は笑ってやった。
ざまぁ、僕の苦しみがわかったか…!
そんな事思ってたら横に同じ様に笑ってる子が居た。誰だろう?知らない顔で髪が長い。
その子は何か言ってたけどわかんなかった。
ここで夢は終わって目が覚めた時には僕とは違う綺麗な赤色の羽が落ちてた、その羽の持ち主を探すことにした。きっとそのうち会える。
そう信じて。
結構早く会えたのはまた別のお話
竦む:すくむ 煩い:うるさい
読んでくれてありがとう!
これから書きたいものには( ᐛ👐)パァを付けるよ、楽しみにしていてくれたまえ!
別のお話かけるといいなー!!
ススキ
しばし休業中です。
脳裏
しばし休業中です、知ってました?これのうりって読むんですよ?
意味がないこと
しばし休業中です。
あなたとわたし
しばし休業中です、わたしはたわし?