あ、この道知ってる！
あ、この店で珈琲飲んだな。
あ、このコンビニでトイレ寄ったな。
あ、この橋から星空を見たな。
あ、この看板で曲がるんだよな。

あ、君の家、ここだったよな。
私の記憶はまだ、ここに残ってたらしい。

もう話しかけれない
昔、愛した人よ。

私はあの時より大人になれたよ。
あなたは、もう別の人の隣にいるのかな？

まあ、もう、悲しむほど想うことはないけれど。

あの子からもらったマグカップ

数年振りに、それでcoffee入れてみた。

浮かび上がったアイラブユーの文字。

ごめんね、あの時
君の告白を無視して。

ただずっと友達で居たかったから
聞かないふりをしたんだ。

久しぶりに電話してみようかな

私たちは同じ時代にやっと、出会えたのに

２人はここで、
赤い星を見ようと約束して
離れてしまった。

私も全く君のことは忘れていた。

けど、時々、目にする数字が
君の誕生日だったりして
また連絡したくなるんだよね。


元気？
そろそろ、待ち合わせて星を見に行こうよ。

あの時の曲が
頭の中で鳴ってうるさいから
早く、抱きしめて
止めておくれよ。

美しさって誰が決めたんだろう？

みんな、そのまま素材のままが美しいのに。
てか
美しいって、なんだよ？

誰のための、なんの、美しさだ？

私が私を綺麗だと
気づけばいいだけなのだ。

どうしてか？疑問を持ってから
この世界はくだらなくて、
脆い欠片の寄せ集めでできてると
知ってしまったんだ。

みんな必死に着飾った顔の下を見せないように
もっともっと白く顔を塗るのだね。