人との繋がりの中に
好きとか嫌いとか
信頼とかの仲間意識が
あると思う。
こういうものは目に見えるものじゃなくて
形の無いものなんだ。
僕はそういう形の無いものの繋がりを
大切にしていきたいと思う。
─────『形の無いもの』
会社終わり家に帰っている途中
俺はふと目に入った公園が
懐かしくて遊具の前に立ち止まった。
時刻は23時をすぎているから
街灯の明かりだけしかない
静かな公園だった。
ジャングルジム懐かしい
子どもの頃は
頂点に立とうと登ったり
間を潜ったりできていたのに
今じゃ
ジャングルジムは小さくて
体はもう入らなくなっていた。
カラフルな色に染った鉄を
ただ登ったり潜ったりするだけで
楽しかったのは何でだろう
もう子供の気持ちを無くしてしまうなんて
悲しいな
─────『ジャングルジム』
今日も上司が酒をすすめてくる
今日も浴びるように酒を飲まされたあと
上司は上機嫌で帰って行った。
僕は目を開けるのもやっとで
意識を飛ばした。
どのくらい時間が経ったのだろうか
しばらくしたら僕が大好きな声が聞こえた。
「...て...きて...起きて」
はっきりしない視界で声のするほうを見ると
やっぱり彼女がいた。
彼女は笑顔で
「おはよう、おうちに帰ろう」
なんて優しく声をかけてくれるから
やっぱり彼女が好きだなぁなんて
ポワポワした頭で考えて
家に帰る
彼女は
「お酒の飲み過ぎには注意しないと行けないよ」
なんて注意とともに
僕を支えてくれている
─────『声が聞こえる』
少し涼しくなってきて過ごしやすくなったこの日
公園のベンチで君を見つけた。
犬の散歩コースなのか子犬を連れ
歩いていく姿が綺麗な人だったからか
恋してしまったんだと思う
秋が始まる季節に僕は君に恋をする
─────『秋恋』
君を大事にしたい
君はなんでも一人でやろうとする。
君は家に虫が出ても1人で退治する
僕は虫が苦手だから何も出来ないけど
それ以外なら頑張るから
自分一人でやることも必要かもだけど
僕にも頼って欲しいな
─────『大事にしたい』