人生は一期一会だと思う
家族だろうと無二の友人であろうと
数ある可能性の中から
偶然に出会えた
それを奇跡と思うかは
人次第でしょうけど
私はとてもちっぽけなことのように
感じるのだ
だから
さよならだとかまたねだとか
きっと数奇な巡り合わせの中では
無意味に等しいようなこと
私とあなたは
自らの意思で出会ったわけではないのだから
別れだって同じように
意思になど左右されない
そんな風に思う
だから期待などしない
いいことも悪いことも
全て偶然で言わば
自分の運のようなものだから
光と言える存在でありたい
いつだって全てにとって光でありたい
けれどそんなことできるはずもないのは
百も承知なわけで
だから
なるべく光であれるように
努めているけれど
たまにものすごく
頑張れなくなるときが来る
そんなときは
自分が真っ暗な闇でないなら
なんでも大丈夫なんて
そんな気持ちで頑張って
そうやって進んでいく中で
ふと自分がものすごく惨めになる
正しい道を選べない私は
こんな頑張らない私は
生きている意味なんてないんだとか
そんなことを思ってしまう
そんな訳ないの
頭では分かってるの
でも
気持ちが着いて来てくれるかは
別の問題で
誰かがそばに居たなら
きっとこんなに悩まないのに
こんな私に寄り添ってくれる優しい人を
浪費するようなことはしたくないから
願い下げするのだけれど
ああ遠い
届かせたい手が
叶えたい夢が
こんなにも遠い
でもそれで
諦めてしまっては
もっとずっと
遠くなる
分かっているんだけど
でも
それでも
前を向けるほど
強い私ではいられなくて
遠い遠い未来に
不確かな希望だけを抱いて
ただひたすらに進むのは
存外難しくて
酷く孤独な道のりで
また足が止まってしまいそうで
怖い
すごく怖い
こんな夢など
初めから
見なければよかったのにと
そんなことすら思ってしまうほど
ただどうか
信じられないほど遠い未来の話でいいから
いつか
私が見たい夢が
叶えたい世界が
どうかありますように
泣きたいの
泣けないの
心にあるものが分からなくて
思いをもっと大切にしたいのに
どれが本当の気持ちかなんて
分からないから
だから
泣きたくても泣けないの
笑顔でいても虚しいの
だからどうか
泣きたいなら泣いてほしい
泣かないでなんて
優しくて少し酷な言葉は
たまに聞きたく無くなるから
泣きたいときは泣いてほしい