たった1つの希望
それは叶わない望みであり、唯一の期待である
いつか必ず叶うのに、生きているうちは叶わない
それを与えるのは神ではない
私をbeing足らしめるもの、形而下の概念
それを失うそのとき、私の願いは叶う
早く、早く、早く
わたしをころして
列車に乗って
どこまでもどこまでも、がたごとと音を立て
進むよ進む、本当にどこまでも
それこそ世界を何周もするくらいに
いつでも列車に乗る私たち
でも、通勤や通学でしかないんだよなぁ
欲望
欲は果てない
欲は汚い
欲はいつまでも続く
人間はいつまでも満たされることはなく
ただただ求めることしかすることはない
遠くの街へ
遠くにいきたい
誰も私を知らないところへ
私を知る人が誰ひとりとしていないような
辺鄙なところで
息絶えたい
遠くなら、噂話も聞こえないだろうから
現実逃避
逃げるのは簡単で、逃げるのは難しい
飛び降りれば、轢かれれば、それはいとも容易く逃げられる
真正面からやめると告げたり引っ越したりすることは難しい
追いかけられない方法という一点では逃げるのは一番いい
でもその後生きられないということは墓や棺や葬儀代がいるんだと思うと難しい
そんな貯蓄はない
現実から逃げるのは簡単ではない
現実的な方法ではね
物憂げな空
どんよりとした雲を見ると、悪いことがおこるのではないかと思う
小説では、背景描写で感情が描かれるでしょう
だから空が物憂げだと、誰かに何かがおこるのではないかと思ってしまう
それが例えば私だったら?
そう考えると私も物憂げな思考になっていく
明日は嫌なこと、ないといいな
君は今
なにをしているのか、詮索したくないんだ
気になってしまうだけ
たぶんまだ東京にいる、来月には引っ越す
それだけは分かるけど、それだけでいい
動向が分かれば、あとは任せるよ