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これからもずっと
私の心からなくならないでいてほしいと願うもの
地平線に溶けていくように夕日が沈む
丘の上の公園から
今日という世界が終わっていく様を眺める
私はふと
羨ましいなと思った
1日という世界の始まりを告げ
終わりが来るまで燦々と輝く
そんな生き方ができたらなと思うけど
私が憧れているのはそんな立派な理由じゃなくて
単に分かりやすい終わりが来るからだ
抗えぬ終わりが来るからだ
今日という世界が
今日限りで終わって欲しいなと思うけど
お構いなしに明日は来る
憂鬱な朝も
無愛想な人々も
どこか暗雲が見え隠れする世俗も
もう飽き飽きだ
夜よ、明けないで
ただそれだけでいいから
君の目を見つめると
ひどく汚れた私の姿が映る
水晶のように透き通った瞳は
何もかもお見通しと言わんばかりに
強く優しく輝いている
あなたはずうっと笑っていて
私の薄く靄がかかった瞳へ
初めてウィンクをしてくれた
なんで私は
地に足をつけて
わざわざ眩しい太陽がある空を見上げて
眠って起きてを繰り返すのだろう
当たり前のことに疑問を抱いてしまったとき
出口のない迷路に放り込まれたような気分になる
けれどこの疑問は
正解がないというのが正解でいいのだと思う
少なくとも今はきっと
それでいいのだと思う
これからきっと
その答えを見つけられるはずだから
幸せに
きっとそう
幸せに生きられているはず
けれどどこか
自分の人生を生きている気がしなくて
間違いなく幸せだと思える出来事の時は
エスプレッソの強烈な苦味のように
一瞬だけ感情がやってきて
あとはずっと
眠っているのかそれとも起きているのか
全くわからない中途半端な世界を生きているだけ
友達はそんなにいないし
恋愛は基本上手くいかないけど
自分が思っているより
大事な人は沢山いるはずだから
横浜・中華街の善隣門の言葉を心に刻んで
いつかたどり着くはずの桃源郷を夢に見る