12/4/2022, 12:40:19 AM
生焼けのピザを炙った火力のない古いガスバーナーを置き忘れて家に帰り、インスタントコーヒーを入れて、それが濃すぎて笑う、そこまで困らないことばかりで、電話はまだ繋がっている
『さよならは言わないで』
12/2/2022, 12:01:32 PM
月光は隙をついて忍び込む、青い部屋の影に
『光と闇の狭間で』
12/1/2022, 1:00:55 PM
鷹の言葉が届くなら
『距離』
11/30/2022, 6:40:54 AM
風は流れていく、行く道を外れては戻る、待たなくとも流れて、それは水の中のようで心地いい、雨の日の風の中で、うつらうつらとして、息が白くなるのをそれでも待っている
『冬のはじまり』
11/28/2022, 1:54:17 PM
幕が降りる、私は花束を抱えている、遠く遠くを見据える彼女を見ている、彼女は花束を受け取る、その目は煌めいている、後ろ髪を引かれるのはまだ残った光に焦がれる者だけ
『終わらせないで』