僕と君との日々は

時計の針よりも早く

すごく静かなものだった

でもそれはきっと

もうはっきりとは思い出せないからかもしれない

本当は時計の針よりも遅くて

すごく賑やかなものだった

君と出会った頃に巻き戻せたらいいのにね

早く君に届けたい

どんなに大きな器があっても足りないくらい

君に伝えたい気持ちが沢山ある

きっと君は答えきれないくらい

それでも伝えたい

届けたい

だからもう少しだけ待ってて

1000年先も愛を誓うとか

僕にはそんなこと約束できないけど

きっと君は信じ続けるんだろうな

馬鹿みたいに僕を信じてくれる

そんな人と出会ったのは初めてだよ

1000年先もなんて想像できないし

確証もない

だけどできる限りは君のとなりで笑っていたい

僕の気持ちはブランコのように

ゆらゆらと揺れている

右でも左でもなく

ずっとさまよっている

本当にこれでいいのだろうか

疑問だけが振り積もって

消化できないまま

ずっと揺れている

君との旅の果てに見たものは

とても美しく綺麗なものだった

すぐに消えてしまいそうなくらい儚くて

はっきりとは思い出せない

だけど何よりも美しくて

鮮明に覚えている