9/7/2025, 11:34:49 AM
『雨と君』
「雨かぁ」
私はそういいうつむく。
だって君を思い出すから
さよならをした次の日は雨だったから
いつになっても瞼の裏にあるあの光景
思い出してしまった記憶を振り払おうと
また、私は歩きだした。
『雨と君』
9/6/2025, 10:46:07 AM
『誰もいない教室』
誰もいない教室
それだけで
世界は私をみんなから遠ざけようとする。
なぜ世界は思い通りにいかないのだろう。
シャープペンシルの芯のように
私達は皆
なくなってしまう
誰もいない教室にはまだ温もりがあった。
『誰もいない教室』