山積みの洗濯物を畳み終えて急いでベランダに出る。
どこかで見たポスターにドローンショーの告知。
やっぱり今日だった。
少し身を乗り出したら何とか見える。
暗闇から突如出現するピンク色の集合体。
また暗くなったと思ったらキャラクターが出現。
さらに身を乗り出して、手をぐっと伸ばして、
誰に見せるか分からないが動画も一応撮っておこう。
花火のドーンという音と地響きはないけど、
これはこれでなかなか良かった。
無料で素敵なショーを見せて頂いた。
そして、
私の動きを怪しいと思いながらも、通報せずに見守ってくれた202号室の方、
お陰でドローンショーが見れました。とても綺麗でしたよ。
ありがとうございました。
小さい頃から、ふと思い出す感覚がある。
その感覚は急に現れる。
寝る前、車の中、ぼーっとしている時。
大きな球体みたいなものに掴まっている小さい私。
球体は相当大きい。
周りは水でぬるいくらいの温度。
耳がぼわーんとしていて、何故か心地良い。
この感覚を私は勝手に
母のお腹の中にいた時の記憶だと思い込んでいる。
胎内記憶があるなんて何か特別感、
秘めた力があるのではないかと思っていた。
40代になり、
もう秘めたままの力で終わりそうで震える。
ほんの数年前までは完全な夜型人間だった。
しっかり8時間以上は寝たいので、昼過ぎに起きる事が多かった。
そんな私が今6時〜6時半には目覚めている。
犬がいるから。
冬は特に辛い。
寒いし、眠いし、ずっと布団に居たいのに、
アラームよりも早く起きる。
なんなら、犬よりも早く起きる。
きーんと冷たい空気の中散歩へ。
慣れてくると、その空気が気持ち良くなってくる。
そんな時くるくると回る君(犬)
しっかりこちらを見て、一生懸命に絞り出す君(犬)
「今日も色、形、柔らかさ、完璧だね。天才。」
小さな独り言を言いながら、
黒いビニール袋に“それ”を入れる。
君の“それ”は、
私の「凍える指先」をやさしくあたためてくれる。
高校一年生まで毎年家族でスキー旅行に行っていた。
父はスキーが趣味で、冬になると家族旅行以外にも友人と足繁くスキー場へ通っていた。
小学校低学年くらいの時、早起きした私は父とスキー場を散歩した。
誰もいないスキー場。
止まったリフト、真っ白な雪には私たちの足跡だけ。
すごくキラキラして気持ち良かった事を覚えている。
父もテレビに雪景色が映ったり、雪が降ったりした時、
「あのぉ、朝スキー場散歩したの覚えてる?あれは気持ち良かったなぁ」
もういいよと言いたくなる程言っていた。
土日はほとんど仕事だった父にとって
子どもの頃の私との貴重な思い出になっていたんだろう。
そーいえば、
スキー場ってオープン前に入っていいものだったのかな?
今度父に会った時に聞いてみよう。
職場にて。
チョコレートを上司に渡そうとすると、
いらん!と言われてしまった。
健康診断で血圧が引っかかってしまい病院に行っているとの事。
数日前私も健康診断を受けたばかり。
血圧は二回測り、両方とも130オーバー。
「まずは食事と思って、野菜とかりんごとか動物のエサみたいなお昼ごはん食べてる」
「少しだけでも塩分控えたり、お菓子減らしたりするのはいいかもね」
そんな話をしたのに、
なぜ私の目の前にはキレイな焼き色の付いたウィンナーと半熟の目玉焼きが乗ったインスタント焼きそば、そしてどら焼きがあるのだろう。
はぁ、、、
あ、寒くなってきたから血圧が高かったんだな。