毎朝自転車で風をきりながら坂を下る。
浮遊感と少しの高揚感。
そして眠気と闘いながら坂を下る。
下って下ってこのまま底まで落ちてしまいそうだ。
このまま風に乗ってどこかに行けたらいいのに。
と、毎朝思うがそんなことできっこないのは分かっている。
現実的に考えて到底無理だし仕事を放りだす訳にはいかない。
あーあ。
もう、全部投げ出して静かな場所に行きたい。
働きたくないわけじゃない。
人手も足りない給料も少ない人柄だけはいいこの職場に飽き飽きしてきたのか。
それとも家族の問題で疲れてきてるのか。
わかんないや。
本当は全部どうでもいいんだろうな。
こんな状態で未来を見ろなんて出来ると思う?
結婚したい?彼氏は?
色々言われて焦ってた時期はあったけど私は今一人の時間が欲しいし自分がちゃんとしてないのに付き合えないなんて心のどっかで思ってる。
自分の家族を見てるから。
他人みたいに感じる時もある。
私はきっと1人が似合う。
夜空の星のように無数にいるひとつの名前の無い星のようにふよふよと私は浮かんでればそれでいい。
孤独はたまに感じるけどこうやって文章にしたりギターを持って感情を歌に乗せながら歌えば少しは気分が晴れる。
取り繕って取り繕って小さな穴にツギハギを貼りながら進めばいい。
だってそれが人間でしょ?
生まれてきた意味なんて誰にも分からないけど。
生まれて生きていくための意味は今からいくらでも見つかる。
絶望して悲しんで苦しんで。
笑って楽しんで喜べばいい。
私はきっと長生きしないんだろうな。
なんて思って生きてるけどそんな人こそ何故か人より長く生きてしまうって言うよね。
最悪だなって思いながら笑って生きていくよ。
いつか、いつかは親もこの世からいなくなる時がくる。
その時がきたら清々するのかな。
いや、きっと泣くんだろうな。
悔いがないように接したい気持ちがあるけどそんな気持ちまたどっかに置いていくんだろう。
馬鹿な私。
未熟で愚かな自分は人生の迷路にハマって絶賛迷子中。
誰か助けてよって叫んでもみんな迷ってるんだから仕方ない。
自分の事は自分で解決していくしかない。
分かってるんだけど、分かってはいるんだけど。
やっぱ弱いんだよね。
強くなろうとしてもたまに涙が出てくる。
なんでかは分かってるはずなんだけど頭の中でぐちゃぐちゃになって感情が溢れる。
でもそんな時にこそ。
あぁ、私は今生きてるんだなって感じる。
感情があるからまだ頑張れるはずだし生きてるって意味なんだと。
生きてる中で。
新しい出会いもあって当然別れもあって。
与えて受け取って支え合って。
すれ違ってぶつけ合って。
分かり合う。
難しいし険しい道だけどそれが懐かしいって思う日が来る。
生きていればね。
一人一人の人生は全く違う。
昔は幸せな人を妬んだりしてたけど今は違う。
ただ、昔の自分は羨ましかっただけだったと気づいたから。
愛が欲しくてでもそんな自分が無価値に思えて。
もがいてただけだった。
そのすべが分からなかっただけだった。
でも、変わりたいって思えたからこそ今がある。
そんな自分を褒めるべきだし認めるべきだ。
偉いぞ自分!
人生は長くて短い。
きっと、まだまだ沢山苦労するだろう。
でも、私は生きていくよ。
名も無き星のようにふよふよと浮かびながら。
人生で自分の何かを少しづつ未来へ残せたなら。
きっと、満足に笑って名も無き誰かへ託せると思うから。
【⠀風に乗って 】
人が崩れる刹那はあっという間だ。
ひとつの失敗でその一言で。
行動で。
人はあっという間に大きな波に流されてしまう。
人はその大きな波から抜け出すことは容易いことでは無い。
悲しみ苦しみ憎しみ流されながらそれでも抜け出そうともがく。
自分の中の正解を。
自分の中の自分を。
暗闇に取り残されて孤独を感じる苦痛。
そんな時こそ少しでも心の安らぎを見つけて戦う準備を。
決して1人では戦えない。
見つけ出せない。
1人だけでは無理だ。
色んな経験をし。
色んな意見を聞き。
色んなものを見て。
この世界を感じて。
自分を見つめ直して。
自分の中に少しづつ必要なものを貯めていく。
貯金みたいに。
必要なものはしまい、手放すものは手放すの。
全部は持っていけないから。
人生はそう回っていく。
いくらでも人は変われる。
過去の自分から。
未来の自分へ。
バトンを渡すの。
どんなに暗闇にいたっていつかはきっと日の出にいるから。
だって、今もがいてる自分がいるから。
その波を流されるだけではなく乗りこなせたら君は自分の心の年齢に追いつく。
数だけが歳をとってもあなたの心が今まだ子供のように。
大丈夫。
恐れてもいい。
怖がってもいい。
1歩踏み出してみて。
そこには日の出が待ってるから。
【 刹那⠀】
流れ星に願いをしたら叶うのだろうか。
夜空を見上げてそう質問を投げかけた。
もちろん答えは返ってこない。
私はいつまでこうしているんだろうか。
私はいつまでここにいるんだろうか。
私はいつまで生きているんだろうか。
もう疲れたんだ。
【⠀流れ星に願いを 】
人は規則に従いルールに従って生きていかなければならない。
でも、ふと思うのだ。
少し窮屈だと、生きづらいと。
生きる中での喜びを見出すことがなかなか難しくなったこの世で私達はどう生きていけばいいのか。
確かにSNSは普及し色んなものが便利になっている。
だが、私達の幸福はそんなもので満たされるかというとそうではないと思う。
ただ、スマホを触るのもルーティーンになっていて暇つぶしに過ぎず要らぬ情報に惑わされ正解か不正解かもわからず束になって論争しているだけに過ぎないのだ。
私達はこの世が便利になり過ぎて、便利にしすぎて生きるという目的を忘れているのだ。
生きる喜び。
生きる意味。
生きる価値。
それは、こんなただのスマホの中にある訳じゃない。
生きる。
これは自分の中にだけあって指図されながらそのルールに従う必要は無いのだ。
ただ、生かされて。
ただ、息をして。
ただ、つまらない毎日を送る。
これじゃあ、生きる意味さえ分からない。
そんな状況から逃げ出すには自分で動くしかない。
この一言に尽きる。
難しいかもしれない。
だけど、いつか気づくはずだ。
自分とは一体誰なのか。
自分はなんのために生きているのか。
私達は生きている限り追求される。
自分の存在意義を。
自分の幸せを。
自分の価値を。
そこから逃げることは出来ない。
ならば立ち向かうしか無いだろう。
1歩踏み出す勇気を。
1人でダメなら2人で。
【⠀ルール 】
もしも未来を見れるならあなたはどうする?
私は自分の未来が見るチャンスがあったとしても見ないだろう。
なぜなら、未来は変わるものだから。
人生には色んな分岐点がある。
だから、いくつもの未来が私達にはあって選択肢は1つでは無いことを私は知っている。
私達には誰しも可能性を秘めている。
今は自分を無力だと。
無価値な人間だと。
消えてしまえばいいと。
思ってる人が沢山いると思う。
実は、私も同じだ。
今だって少し気持ちが沈んでいる。
だけど、これも生きているって証拠なんじゃないかな。
喜怒哀楽。
人間には必ずついてまわる感情だ。
それが無ければ人生なんて無いのと同じだ。
私達は感情がある。
笑って怒って泣いて楽しむ。
どんなに今どん底にいたとしても生きるのをやめる決断はして欲しくない。
私は、あなた達に生きて欲しい。
生きててよかったって思う日が絶対来る。
私がそうだったようにみんなにも感じて欲しい。
生きる喜びを。
楽しさを。
自分の可能性を。
いつかわかる日が来るから。
今、気分が沈んでる人はきっと暗闇をさまよっているよね。
私もこんなこと書いといてあれだけどまだ半分浸かったままいるよ。
行ったり来たりしてたまに感情に飲み込まれてどっぷりと暗闇に浸かる時もある。
感情に振り回されて疲れるよね。
辛いし苦しいしもう何もかも投げ出したい。
そんな気持ちは痛いほどわかる。
1人で抱え込めなかったら頼って欲しい。
あなたはひとりじゃないって知って欲しい。
今のあなたも。
過去のあなたも。
未来のあなたも。
どんな時もあなたは素晴らしい人だから。
私はこの拙い文でしか気持ちを表現出来ないけれど。
少しでも伝わるといいな。
いつか、いつか、いつか、きっと、あなたは自分を受けいれながら人生を歩む時がくる。
あなたはひとりじゃないんだよ。
どんな人にも未来があるんだ。
生きてちゃいけない人は一人もいない。
名も知らない、顔も知らない、私は赤の他人だけど。
ありがとうと伝えたい。
頑張ったねと伝えたい。
大丈夫だと伝えたい。
だから、今日も綴るよ。
名も無きあなたへ。
【⠀もしも未来を見れるなら 】