9/7/2024, 8:51:35 AM
君との別れの時だと告げる様に
"ピー" という無機質な音が室内に響き渡る
君の前では泣かないと決めていたのに
この時ばかりは声を上げて子供の様に泣きじゃくった
ひとしきり泣いた後ふと窓の外を見ると
いつの間にか時刻は夕方になっていたらしく
空が一面オレンジ色に染まっていた
この日の空は今まで見てきた中でも一番綺麗で
まるで君の旅立ちを天が歓迎している様だった
ー時を告げるー
9/4/2024, 9:58:39 AM
少し低めの落ち着いた声も 柔らかく微笑む姿も
甘くて優しい匂いも あどけない幼い寝顔も
君の全てが愛おしかった
想いは変わらないのに 時間が経つ程
君との記憶に靄がかかって 少しずつ君が見えなくなる
それが怖くて堪らなくて どんなに些細なことも
一つも零れ落ちない様に 必死に強く強く抱き抱える
君が消えない様に 君を忘れない様に
強く強く抱き抱える
ー些細なことでもー
9/3/2024, 9:32:00 AM
君の今にも消えそうなその火を
僕は消えない様に消されない様に
大事に大事に包み込む
この火が消えた時
きっと君も一緒に消えてしまうから
あの日の君が僕にしてくれた様に
大事に大事に包み込む
君はどう思ってるんだろう
まだ一緒に居たいと思うのは
ただの僕のわがままかな
ー心の灯火ー