「奇跡をもう一度」
貴方と出逢えた事が、私の奇跡。
それまでの私の毎日は、つまらなくて、ただただ時間とお金を消費するだけの毎日だった。
今日を反省もせず、明日に期待もせず。
無為に毎日を過ごし、ただ無駄に人生を垂れ流してた。
でも、貴方と出逢ってからは。
人生に色がついて、毎日が楽しくて。
自分を磨く事も楽しくて。
無神論者のくせに、貴方と出逢えた奇跡を神に感謝した。
でも、貴方を失って。
元の人生に戻るだけかと思ってたけど、それ以上に辛さとか、切なさとか、虚しさとか。
色んな気持ちが行き交ってて、元の私にも戻れない。
だから、どうか、お願い。
もし、生まれ変わったら。
もう一度、貴方と出逢いたい。
どうか、神様。貴方と出逢えた奇跡をもう一度。
「たそがれ」
黄昏、と聞くと寂しく感じる。
でも、よく考えたらよく聞く言葉だけど、語源とか詳しい意味って何?と思って調べた。
そしたら、「かわたれ時」という言葉が出てきて、増々???
黄昏時は、薄暗い時間帯で、夕焼けの薄暗い中景色が黄金色に輝く時間帯。主には夕方。
かわたれ時は、辺りが薄暗くて「彼は誰ぞ」から来ていて、顔の区別がつきにくい時間帯で、主に明け方を指すことが多いんだって。
初めて知った。
普段何気に使っている言葉は、自分ではよくわかってるつもりになってるけど、ずっと思い違いしてたり、微妙に違うニュアンスで覚えてたりする事もある。
このアプリを使うようになって、ちょっと気になる言葉とか、わかったつもりでいた言葉とかを調べるようになった。
今までも知らない言葉は調べてたけど、わかってると思ってる言葉は調べる事なんかなかった。
でも、調べてみると、結構自分の思い違いとか、世間的にも誤用があるとか、色々な発見があって楽しい。
いくつになっても、何かを発見したり、知らない事を知る事は楽しい。
そして、いつまでも、それを億劫がらずに出来て、楽しめる自分でいたいと思う。
「きっと明日も」
もう、学校なんて、行きたくない。
きっと明日も嫌な思いをする。
親にも虐められてるなんて言えない。
ただひたすらクラス中が敵で。
先生に言っても分かってくれず、「貴方にも原因があるんじゃないの?」って言われた。
ねぇ、知ってる?
虐めの原因がある時もあるけど、かと言って集団で虐めていい理由にはならない。
そして、そもそも虐めには明確な原因なんてない方が多いんだよ?
ただ何かが気に入らなかった、とか。
たまたまカースト上位の子の気に障った、とか。
何なら嫉妬だってある。
でも、誰も助けてくれない。
皆関わりたくないし、自分がターゲットになるたくないから。
皆、知らんぷり。見ざる、言わざる、聞かざる。
今日も、明日も、明後日も。
そんな絶望を抱えて毎日を、過ごしてた。
生きるのが辛い日もあった。
でも、今振り返ってみると。
あの虐めがあったから、今の精神的にも物理的にも強い自分になれた。
自慢にもならないけど、集団に殴られてやり返してたら喧嘩も強くなる。打たれ強くもなる。
精神的にも追い詰められたけど、でもよく考えると相手は一人じゃ何も出来ないけどお子ちゃまだ、って思って。
弱い、狡い、汚い、情けない、そんな奴らだって思って。
そしたら、そんな奴らの為に悩んだりとか、トラウマになったりとか、苦しんだりとかが心の底から馬鹿らしくなった。
そして、よく言われる事だけど、嫌な思いをしたから、同じ立場の子の気持ちもわかれるようになれた、良かった、と思えた。
ただ辛かった、って終わらせる事が出来ない程の思いをしたから、糧にしないと悔しい、この思いを無駄にしたくない、って思って、プラスになる様に考えて、行動してきた。
時間はかかったし、ホントにその当時は辛かったけど。
でも、最終的には全て自分の糧にして、全てが自分にとってプラスになった。
だから、今もしあの子達に会ってもきっと何も思わない。
許せないとか、そんな事思う程私の心の中にいないから。
相手と同じ土俵に立つのも馬鹿らしいから。
あの子達の事や、過去の事で私の心は一ミリも動かない。
それくらい、ホントにどうでもいい事になった。
だから。
いないと嬉しいけど、
もし、今虐めとかで辛い思いを、している人がいるなら。
今はどん底かもしれない。
毎日が地獄かもしれない。
でも、振り返ると辛いのは人生丸々じゃなくて、今の、人生の一部だけだよ。
いつかは。明日は。5年後、10年後は。
笑ってやろうよ。そんな奴らの事なんて気にせず、笑い飛ばしてやろうよ。
忘れるんじゃない。許すんでもない。
ただ、自分の中に置いておく価値もないモノもにしてしまえばいい。
人生、楽しまなきゃ損だよ。
そんな奴らの為に、自分の時間や心を使うのは勿体ないよ?
クズの為に悩むのは馬鹿らしいよ?
頑張れ、とは言えないけど。
でも、そんな日が来ると信じて。
そんな日はきっと来るから。
長文になりましたが、最後まで読んでくれて有難う。
少しでも伝わったら、勇気になれたら、嬉しいです。
「静寂に包まれた部屋」
昨日までは賑やかだった部屋が静まり返ってる。
私の息遣い以外、何の音もしない。
貴方の、ちょっと足を引きずり気味に歩くスリッパの音。
私に気を遣ってそっと扉を閉める音。
茶碗は少しガチャガチャって置いてたよね。
貴方の話す声。笑い声。息遣い。
全ての音が、ない。
寂しい。哀しい。苦しい。切ない。
静寂が余計に辛い気持ちを増幅させる。
もう一度、貴方の声が聞きたい。
もう一度、貴方と笑い合いたい。
もう一度だけでも、貴方の姿を見たい。
貴方に、抱きしめられたい。抱きしめたい。
もう、叶わない願いだけど。
「別れ際に」
今日が貴方との最後の日。
楽しい事も嬉しい事も一杯あった筈なのに、今はただ辛くて、切ない気持ちしかなくて。
別れたくない。
離れたくない。
でも、貴方の気持ちはもう私から離れていて。
泣きたい、叫びたい、罵りたい、縋りたい。
でも、いつか。
もし貴方が私を思い出した時に。
綺麗な私でいたい。
「ああ、アイツいい女だったよな」って思って貰える様な私でいたい。
「別れて勿体ない事したな。別れなければよかったな。」って思われる様な私でいたい。
そして、もしそう思ってくれても、振り返らない私でいたい。
だから、背筋を伸ばして。
真っ直ぐに貴方を見て。
凛として。
「有難う。」
意地を張れる程、強い私にしてくれて。
こんなにも、人を好きになる気持ちを教えてくれて。
人に想われる嬉しさも教えてくれた。
本当に、幸せだった。
強がりだけど、でも、心から。
「有難う。」