人見知りで
不器用で

寂しがりやで
臆病で

傷つきやすくて
人が怖くて


心細い泣いてばかりの私の
すべてに寄り添ってくれた

ただひとりの君へ

どうか幸せで
幸せでありますように

何もない
底もない
まっくろな闇

ふと手を開くと
吸い込まれそうになるから

握りしめて
握りしめて

この世界で
どこまで歩いて行けるだろう

あの人が微笑んだ
風のいたずら

ひとひらの桃色の花びらが
私のおでこに舞い落ちた

長い指でそっと触れて
もうすぐ桜も終わりだね
と言った

遥か遠い　風のいたずら

溢れてくるのはなんだろう
過去　現在　未来
いつかの私　今を流れていく私　見知らぬ私
どこにも行き場のない涙の雫
どこに行く？