6/9/2023, 7:41:19 AM
ここでさよならをしよう
あちらを行くわたしと、さよならしよう
そしたら後悔せずに
こちらの道を踏めるだろう
6/8/2023, 3:55:10 AM
お昼、珍しくあいつを誘った。
卵焼きを多めに作った。
私のお弁当箱から卵焼きだけひょいとつまんで、来週の試合の話なんかしてる。ずっと練習してきたもんね。
呼吸を整えて、笑う。
これで最後なのだから。
6/2/2023, 10:51:09 AM
真面目すぎてはいけない。
嘘をついてもいけない。
それでも
正しく生きなくてはならない。
多様性が謳われる世の中で
自分にだけは正直にと綺麗事。
なにかに都合よくあれば
なにかが生きづらくなるだけ。
5/31/2023, 10:38:32 AM
雨が降りそうだ。
ほら、また憂鬱そうに窓を見る。
目が合えば、おどけたように笑うだろう。
「そろそろ梅雨だな。」
目も合わさず、呟いてみた。
「長いかな。」
静かな声が返ってきた。
「俺は好きかな。」
「物好き。」
降り出した雨音が、鼓膜を微かに震わせていく。
5/30/2023, 4:09:02 AM
また降ってきた。
「私が降らせたの、雨女だから。」
口を尖らせ冗談まじりに言う。
「私が降らせたかもしれないよ。」
仲間だと言わんばかりに
にっと笑う。
お決まりのやり取り。
いつもの空。
ごめんね、ありがとう。