ここで最期を迎えてしまうのなら
こんなに悲しいことはない。
限られた時間と限られた空間。
この場所で人々は何を思うのか。

憂鬱な毎日。
仕事、勉強、学校、会社、理不尽なことに縛られて
身動きすらとるのが苦しい日常。
明日、もし晴れたら。
いっそのこと悩みを全て投げ捨ててしまって。
広い、まだ見ぬ街へと飛び出していきたい。
そしたら、心も晴れるはず。

何が映し出されているのだろう。
人々が行き交う街並み、広く青い空。
はまたま希望、その瞬間の気持ち。
潤っているあなたの澄んだ瞳には
今、何が映し出されているのだろうか。

大切な人を守ることは難しい。
守りたい気持ちがあれば守れるものではない。
人間、必ず1つは守りたいものがあるはず。
人なのか物なのか、はたまた愛なのか。
人それぞれ守るものや守る目的は違うが
絶対守ってやる！という気持ちだけは似ている。
嵐が来ようが、何が起きようが
大切な何かを守れるものこそが強い生き物なのかな。

街中に照らされる鮮やかな色。
ただでさえ賑やかな街に響き渡る
話し声や足音や花火の音。
笑顔を浮かべながら歩き疲れるまで
その賑やかな空間に流れてゆく人々。
そこになら孤独は存在しない気がする。