7/12/2021, 12:26:37 PM
完璧が正解だと、
笑っているのが偉いと、
強い者が正義と、
合わせることが当たり前だと、
ただ、思い込んだ。
自分を見失ってしまうほど。
あなたに出会うまで、
私は、他人の前で、
自分の素を出せなかった。
出していいことを知らなかった。
7/11/2021, 12:58:01 PM
真夜中
暗い部屋に
ぼうっと浮かんだ光
「ごめんね。」
と
スマホの画面に
1件のLINE
7/10/2021, 10:24:34 AM
夢の中で君が隣にいた。
目元は白いモヤがキラキラと輝き、良く見えない。
何か、楽しそうに話している。
その笑顔がとても愛おしくて、ただ見つめた。
君がこちらを向き、手を伸ばした。
その手を取ろうとして__。
目が覚めた。
何度も見た夢で、
また、泣いていた。
7/8/2021, 10:34:43 AM
むかしむかし、あるところに
赤い頭巾を被った少女がいました。
少女はマッチを売り歩いていました。
そこに1人の男性が声をかけてきました。
彼の声は酷く低く、掠れていました。
彼女は「暖かくなりますよ」と言い、
マッチを売りました。
彼は「一人で怖くないのかい?」と聞いてきました。
少女は「街の明かりがあるから大丈夫よ」と言いました。
彼は「そうか」と呟き、マッチに手を伸ばしました。
街灯に照らされたそこに、彼女の姿はありませんでした。
7/5/2021, 11:26:50 AM
流星群の夜、僕は君と願い誓った。
永遠の愛を。
願いなんて叶わない。
落ちる星屑のように
君も僕の前から姿を消した。