子供の瞳はどれも純粋無垢、
穢れを知らぬ瞳をしている
しかし、年を重ねるに連れて、
其の瞳は濁りゆく
子供はまだ、何も知らない
大人になってから其れを知る
嘘に塗れた社会を知る
初めは真実を伝えようとするが、
次第に其れも諦める
澄んでいた瞳は跡形もなく消え去る
お題〚澄んだ瞳〛
どんな考え事をしていても、
どんなに悩んでいても、
空を見上げて浮かぶことは一つ。
『綺麗』の二文字
お題〚空を見上げて心に浮かんだこと〛
朝起きて、身体を起こすと何時も思う。
"これが夢なら、早く覚めたい"と。
私の家は家庭崩壊してるんだと思う。
でも、これが私の日常だから。
父さんは何時も浮気相手に会いに行っている。
キャバクラやスナック、BARに行ってることもある。
母さんも浮気相手かホストに行ってる。
偶に知らない男性を家に連れ込んでる事もある。
多分枕営業だと思う。
父さんはいい会社で、ちゃんとした地位を築いてる。
母さんも元No.1キャバ嬢で、
父さんと結婚してからはスナックの店主をしてる。
二人ともちゃんと働いてるし、生活は困ってない。
けど、何時も家に二人とも居ないし、
偶に帰ってきても機嫌が悪いのか、
私を罵り、殴る蹴るの暴力。
私服はほとんど無いし、
食事も困らないけど食費を渡されるだけ。
お小遣いも殆ど貯金に回してる。
外で買い物してたら仲の良い家族をよくみかける。
それを見ていると、苦しく感じる。
はじめは心が少し締め付けられた感じだったのに、
今じゃ苦しく感じる。
嗚呼、こんな日々が現実だなんて、
夢ならば、これが夢なら良いのに。
夢なら早く覚めて欲しかった。
.........太陽が眩しい。
もう、朝だ。
お題〚目が覚めると〛
朝起きて、ベットから出る。
目覚まし時計は使わない。
大体決まった時間に目が覚めるから。
顔を洗って、制服に着替える。
お弁当のおかずと朝食をつくる。
朝は大体食パンにジャムを塗るか、
フランスパンにバターを塗って食べる。
休日はフレンチトーストなど甘い物を食べるか、
朝食を抜いている。
学校に着いたら椅子に座って授業開始まで本を読む。
授業を受けて、昼食を食べて、また授業を受ける。
放課後は帰宅部だからそのまま家に帰る。
週に二、三回教室に残って自習をする。
家に帰ればお風呂に入って夕飯をつくる。
歯磨きをして部屋に戻る。
学校で自習をしなかった日は机で勉強をする。
ベットで少し、スマホを見たら寝る。
これが私の1日、これが私の日常。
両親は二人とも共働きで数年前に過労死した。
祖父母の家には中学まで居た。
家は両親が金を払ってくれていたのでローンは無い。
両親は私に多額の貯金を残していてくれたので、
一人暮らしはしていける。
祖父母は心配したが、迷惑はかけたくなかった。
だから家を出た。
周りの人は何時も私から一定の距離を取っていた。
学校の人達は、
『両親が居ないんだって、可哀想』
『親が居ないんだ、寂しくないの?大丈夫?』
私の事を"可哀想な人"としか見ていない。
両親を知っている人達は、
『多額の貯金...私達が代わりに管理したげるよ。』
『なんでこんな子供に...私達に譲りなさいよ。』
私よりもお金の事ばかり気にしていた。
私の当たり前は他人とは違う。
それだけで私は他人と距離を置かれる。
当たり前なんて人それぞれなのに、
なんで周りは私の当たり前を
認めてくれないのだろうか。
お題〚私の当たり前〛
この高台から見る景色は、何時になっても素敵だ。
特に夜の街を見るのが僕は一番好き。
昔は満天の星空が見えていて、とても綺麗だった。
今は街の明かりで星は余り見えない。
でも、賑やかな街の明かりは、
星空に負けないぐらい綺麗だ。
時代の移り変わりと共に、景色も変わっていった。
街の賑やかな明かりや満天の星空を見て、
どの時代の人々も"綺麗だ"と思えるのだろう。
お題〚星空〛