「僕は天気の話より君の話をしたいんだ」
僕は何時も彼女に話しかける。
彼女は何時も天気の事ばかりで、
相手にされていないけどね(笑)
『今朝、家の猫が顔を洗ってたから湿気が多い。
雨は降るのかな』
『昨日の帰り道、カエルの鳴き声がしてたから梅雨が近付いてる。これから毎日傘が必要かも...』
彼女は何時もそんな事ばかり言っている。
翌日の天気も予想していて、どれも当たっている。
けれども僕は彼女の事を何も知らない。
だから知りたいんだ。
天気の事より君の事を教えて。
僕は君に惹かれているから
君の事を知りたいんだ。
お題〚天気の話なんてどうだっていいんだ、僕が話したい事は...〛
謝る事は大切だと思う
咄嗟に『ごめんね』と言えるのは良い事
でも、謝ってばかりでは駄目
意味が軽くなるのもあるけれど、
『ありがとう』って感謝の言葉が出てきにくくなる
感謝の言葉と謝罪の言葉
このどちらも人にとって大切なのに、
咄嗟に出てこない言葉
お題〚ごめんね〛
天国も地獄も、人間の空想
悪人は地獄へ、善人は天国へ。
悪人とはどのような人を指すのだろう
ちょっとした嘘でも悪人になるのか、
警察沙汰になるような事をすれば悪人なのか、
天国には善人しか行けないと言う
だが、善人とは何だろうか。
相手の為に嘘を付けば、善人と言えるのか、
相手の為にした行動が誤って傷付けてしまっても、
善人と言えるのか。
そもそも何故、天国と地獄など作ってしまったのか
仮に存在していれば、皆天国へ行きたいだろうに。
そして、天国へ行こうと自分の意思を否定してでも
その人の思う{良い行い}をするだろう。
"自分を苦しめてまで良い行いをして欲しい"
などと、神とて考えはしないだろう。
善人なんてこの世に居ない
皆猫被りをして生きている。
嗚呼、人間とは不思議だ。
お題〚天国と地獄〛
今日は月を見た
真ん丸で、とても綺麗だった
でも、寂しそうにも見えた
真っ暗な夜空に、ポツンとある月
星はキラキラしてるけど、
月はただそこで、やんわりと光っていて、
僕達を見守っている様だった
人間は、流れ星に願い事をするらしい
迷信だけど
僕は、月に願い事をした
だって、皆が流れ星に願い事をしたら、
全部届かないかもしれないから
それなら月に願ってみようと思った
僕達を見守っている様だから、きっと聞いてくれる
叶うかはわからないけどね
僕の願いは、―――。
叶うといいな。『ニャーん』
黒く、金色に光る目をした猫が、
夜空に向かって、鳴いた
黒猫は、楽しそうだった
お題〚月に願いを〛
降り止まない雨は無い
梅雨の時期は〚降り止まないのでは?〛と
思う時もあるが、何時かは止む。
どんな事にも終わりは来る
生き物達や物の寿命とか、
流行りのものや、季節など
どんなものであれど、時間が経てば廃れていく。
だから降り止まない雨なんて無い。
終わりが来ないものなんて無い。
でも、この雨は何故か、止まないような気がする。
終わりは来るはずなのに、来ないような気がする。
てるてる坊主でも、作って置こうかな?
『明日は、晴れるのかな、?』
私の声は、雨音にかき消された。
お題〚いつまでも降り止まない、雨〛