水瓶座です!!
同じ人いる〜?
.....流石にいるか
# 143
此処何処だよ!?
てか、男なのに何故女物の服を着ているんだ俺は。
まぁ、髪が少し長いし....背も普通の男より低いだけだし。
取り敢えず出る方法を探さなくては!
「うぅ、此の服装動きにくい......はぁ」
「溜息をつく程暇かな?此の招宴は」
「うわっ!誰だ手前!」
後ろから背が高く無駄に顔の良い男がいた。
服的にここの主催者か貴族の連中ってとこか?
「私は翡翠と言います、良ければ私と踊りませんか?」
「男なんですけど」
「容姿など関係ありません。私が貴方と踊りたいので
す」
「踊ったこと無いですが、其れで良ければ」
「安心して下さい、私がフォローします!では、行きま
しょう、お姫様」
「俺は男です!/カァー」
# 142
また、君と巡り会える奇跡を願っているよ
来世では幸せになってくれていると
私としては嬉しいな
其れじゃあ
さよなら
# 141
あの奇跡は二度と起こらない
いないはずの友人が目の前に現れた事
夢でも、幻覚でもない
現実にちゃんといて話して、遊んだ
でも、現れたのは
その日だけだった
あの日以降、現れる事はなくなった
でも、また...もう一度
もう一度だけ奇跡が起こるのなら
また、友人に会って
ごめんなさいと伝えたい
頼りぱっなしの私を
友人は嫌な顔一つせず、相手にしてくれた
宿題を忘れた日も
遊ぶ日に遊べなくなった日も
親と喧嘩した時、家に泊めてくれた日も
風邪を引いて約束を破った日も
君を一度信じなかった日も
私が一度命を手放そうとした日も
何度、友人に迷惑を掛けたのだろう
君に会えた奇跡が私の命を繋いだ
でも、変わりに君が死んだ
だから、謝りたい
ごめんなさい、私のせいでごめんなさいって
伝えたかった
でも、あんな奇跡は二度と起きない
あれは、たった一度の奇跡だったんだ
# 140
友人と遊んだ後に何時も行く場所
山に入り、開けた場所迄行く
友人と此処で見る物は
黄昏時
町が夕焼け色に包まれる
其れの景色を二人で眺める
飽きなくて、寧ろ落ち着きがある
静かな山
風の吹く音
虫の鳴き声
鳥が飛んでる姿
微かに見える人の姿
唯、其れだけの事
だけど、その黄昏時は
私と友人の大切な時間
# 139