目を覚ますと知らない街にいた
知らない人
知らない建物
知らないお店
見たことのない景色
.......夢だ
時間は限られてる
覚める前に遊びまくろう
この街には夢だが助けてくれた人が沢山いる
この街には感謝しかない
生まれ変わったらここに住みたいな
#30
「君って"今やりたいこと"とか無いの?」
......無いに決まってるよ
「だよね〜、死願望だったもんね〜」
うるせ...
「ひどーい!泣いちゃうよ?」
勝手に泣いとけ
「流石、暴力的平和主義者」
黙っとけ、自殺願望
「君ほんとに人間の心持ってる?」
...持ってるよw、君の方こそどうなんだよ
「私は勿論、持ってるさ!君と違ってね!」
心:絶対持ってないね
「今絶対、持ってないって思ったでしょ」
勿論だけど?
「はぁ...」
?...なんだよ
「何で君は先に逝ったの?」
.............。
「君とやりたいことまだ沢山あったのに」
...っ、それは僕だって
「太宰さんと、同じことしないでよ」
ははっ!其れはそうだな、たしか誕生日に死体が見つかったもんね
「ほんと、そうだよ」
てか、なんで僕の言ってることわかってんだよ
「君のことはなんでも分かるからね!」
言うと思った
「しかし、死んでも言い合えるなんてどんだけ仲良かったのかな?」
其れは、こっちが聞きたいわ
「あ〜ぁ!ほんとなんで死んだの?」
またかよw
「君に嫌がらせもっとしたかったなぁ」
うわぁ
「君とやりたいことほんとにまだあったんだよ?」
それは...僕もだけどさ、仕方無いよ?
「そうだね...ねぇ」
んっ?
「そろそろ、そっちに行こうと思ってるんだけどいいかい?」
だ〜め!
「なんで?」
駄目なもんはダメ!手前もまだやりたいことあんだろ?
「まぁ、あるにはあるけど」
じゃあ、それ終わる前に来たら殴るね!!
「はぁ、仕方無いなぁ、わかったよ」
またね、寂しくなったらおいでよ
「そうさせてもらうよ」
# 29
朝寝てるし
引きこもりだし
オタ活、学校以外に出ないし
朝日なんて浴びること無いし
温もりなんてわかんないよ
# 28
何処に行けば良いのかわからなくなった
唯ひたすらに走っていた
気付けば岐路に立っていた
どっちに行けば良いのか
どっちが正解なのか
わからなくなって立ち止まる
誰も知らない
誰もわからない
また、立ち止まる
頼る人もいなくて
信用できる人もいない
逃げてきたら岐路に立っていた
正解はないかもしれない
片方は駄目な道かもしれない
片方はいい道かもしれない
けど誰もわからない
勘で動くしか無い
でも答えは本当はわかっているんだ
# 27
世界が終わる前にお気に入りの本を読もう
# 26