※天気の話なんてどうだっていいんだ。

僕が話したいことは、

「いい儲け話があるんだ」

と切り出されてもおかしくない勢いがあった

実際はそんな話ではなかったけど、

でも結局同じことだ。　

そんな上手い話はない。

でもその覚悟と勢いは心を動かされるものがあったので

とりあえず蝉の話をした。

なんだか似ていたから。

バーチャル


私の人生がボールならば

期待と現実のマグヌス効果で　　

大きく変化をしているのだろう

それでもストレートを投げ続ける

今の平穏に目をつぶりながら



※ただ、必死に走る私。何かから逃げる様に

プライド



静かな祈り

そして高価なお供え物

これにより成し遂げられるのは何か

これにより守っているのは何か

何を大切にしているのか

何をためらっているのか

親しさと反比例して言えなくなるのはどうしてなんだ



※「ごめんね」

季節


夏になると太陽は糸を紡ぐ速度を上げ

織る月はせっせと働く

それでも余る明るい糸は月の手からこぼれ

光となって地上に降り注ぐ

その光はひまわりとなり

月の代わりに太陽の相手をしてくれる



※半袖

ルーチン


ここが終着点なら良かったのに

まさか続きがあるなんて



※天国と地獄