真冬

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5/9/2023, 4:07:38 PM



忘れられない、いつまでも。


心臓は温かい


「私はここにいる」と

主張しているかのように

音を立てて生命を繋ぎゆく


私はあなたの心臓に

触れたかったのかもしれない


あなたは知らない

あなたが私の心臓に触れてしまったことを


優しく触れた手を私は

愛してしまったのかもしれない


もう触れることのないその手を

愛おしく抱きしめて

そのまま眠ってしまいたい


記憶の中のあなたと2人


私は忘れられない、いつまでも。

5/4/2023, 3:25:40 PM



私はあの雲が憎たらしい


私は大空をながれる

あの綺麗な雲にはなれない


人として地を踏み

その足で人として

生きるしかなかった


生きたくなくても生きた

死にたくても生きた


誰もいなくても1人

空っぽなまま生きた


私にこの空を飛ぶことは出来ない

触れることすらままならない


あの空に自由に触れられる雲


あなたは私に出来ないことを

容易く叶えてしまうのね


私にはなんにもない

あなたが羨ましい

5/3/2023, 10:15:17 AM



今日も胸の奥が痛い


日を重ねるごとに

記憶の中のあなたは透明になりゆく


不幸のどん底にいる

私の心の横にちょこんと座り込んで

あなたは立ち上がらない


そ ん な 不 確 か な 記 憶


"ありがとう"すら

伝えられないまま

あなたは日々透明になってゆく










ごめんね

ありがとう

この言葉だけは不透明でいて

5/2/2023, 12:43:32 PM


優しくしないで


その目も鼻も口も

私だけのものじゃない癖に

"私だけのもの"みたいに振る舞わないで。


私をこの世界から救ってくれる訳じゃないのに

あなたはそう、私を見つけて花みたいに笑う。


私を探して駆け足になる癖に。


あなたは温かな家庭を持っているじゃない。

大事なものを愛でるような声で

私じゃないあなたの愛する人の話をしないでよ。


私を見つけないで、私に気付かないで


私の心の傷に触れないで

知らないフリをしてよ。


ねぇ、先生…


もう

4/30/2023, 4:23:48 PM

#楽園


私はあなたがそこにいると

信じていたいのです


あなたの温もりが

何処かで生きているなら

私はあなたの元へ逝きたいのです


最後の体温が

嘘であると確かめたいのです

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