11/28/2024, 6:10:05 AM
裏路地を西日と共に漂うは綿毛と愛情料理の匂い
「愛情」
11/22/2024, 12:56:04 PM
冬柿を両手で頬張るにこやかな老女の瞳に翁が映り
「夫婦」
11/15/2024, 12:32:20 AM
西風のため息が吹けば今日までの思い出はまるで名画に変わる
「秋風」
11/9/2024, 2:55:08 AM
カタカナの横文字ばかりが滑りゆくこの会議にて望むは美空
「意味のないこと」
11/6/2024, 3:52:26 PM
キリンジは雨を毛布に例えてた喧嘩傷にはそれでも沁みた
「柔らかい雨」