2/22/2024, 12:27:23 PM
「明るくて人を元気にする人ね!」
(『だけど気まぐれ 太陽みたいに』)
題目「太陽のような」
実家はゴミ屋敷でした 積み上げたみんなの夢の残骸でした
題目「−−−−−−」
2/21/2024, 11:09:44 AM
0からのジャンケンポンで振り返る 愛された日々 褪せた夕暮れ
確かにさロクデナシだしクズだけど飯は作れるそれだけで良い
題目「0からの」
2/20/2024, 12:58:11 PM
「わかる」って気軽に言える傲慢さ辟易するけど涙はきれい
上手く行かない燻りは自棄酒でごまかしている触れないでくれ
題目「同情」
2/19/2024, 2:08:31 PM
風が吹きふわりひらりと枯葉散りあんな身軽に私も死にたい
街中の落ちる枯葉も消え去れば春の蕾は咲く時を知る
題目「枯葉」
2/14/2024, 12:53:59 PM
初めて使ったリップカラーは、ピーチピンクだった。
初めて使った香水は、甘い青りんごの香りがした。
…ラッピングって難しい。
文字付きのリボンを買ったのは失敗だった。
あのときチョコを渡した人とは違う人と一緒になって。
今は、娘が名前の響きで決めたであろう「フォンダン・ショコラ」と格闘する姿を後ろから眺めている。
題目「バレンタイン」
「バレンタインは当日夜が狙い目なんだよ。百貨店の特設コーナーのチョコが割引される。」
スーツ姿の貴方に手を引かれて、初めて百貨店に入った。
こんな事になるとは思って無くて、モッズコートにジーンズだった自分は、店員さんにどう見られるかドキドキした。
貴方は堂々としていたけど、少しだけ手が汗ばんでた。
どれがいい?と突然訊かれて、咄嗟に買ってもらってしまった惑星を模したチョコレートは、なんだか食べるのが勿体なかったけど、美味しくてちゃんと全部食べたんだった。
たしか帰りがけに、自分は子豚の形のチョコレートを渡したんだっけな。
あれは貴方なりのデートだったのかな、と、今でもこの時期になると思い出す。
題目「バレンタイン」