お前がいずれまっとうな恋をして、どこぞの馬の骨と去ってゆくその背中に「どうぞお幸せに」と一刃、恨み言を刺してやろうと思っていた。
それは果たして誰の心を突き刺す言葉なのかと、自問するまでは。

お題:幸せに

人前だとそっけない。あなたのプライドって本当にかわいい。

お題:何気ないふり

私の心に巣食うその毒華が、その美しいかんばせで、いっとう美しく微笑むたび、
根が、また、深くなるのを、
私はいつから、幸福と錯覚するようになっただろう。

お前の思い通りになんてなりたくなかった。

お題:ハッピーエンド

知らないふりをしていることすら、知らないふりをしたいのに。
お前の瞳の熱が、何もかもを思い出させる。

惨めだよ。すごくね。

お題:見つめられると

もうないよ。
まだ欲しがるのかい？

お題:My Heart