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3/30/2024, 12:23:58 AM

「ハッピーエンド」

それを決めるのは君たち自身だ。

最近じゃあ 映画や小説でも、 結末を読者に考えさせるようなものが多くなってきた。
それがハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、、正解を探してしまっているのではないだろうか。
そうではなく、自分がどう もっていきたいのか自分の意思を介入させてみてはどうだろうか。
自分の創造性を活かし、ハッピーエンドにするのならこの人物にはこう動いてほしい、、こうであってほしい、、、とか。

現実でもそうだ。

ハッピーエンドにもっていきたいならまずは自分の意思をもって自分から行動しなければ何も 「変わるもの」だって 変わらない。





3/28/2024, 12:40:57 PM

窓からはらりと、一欠片の花びらが迷い込んできた。
「もう桜が咲いてるよ、おばあちゃん」

私はおばあちゃんの寝顔をじっ と見つめた。
そしてこれからも見つめ続けるだろう。片想いのまま。


私は高校生活3年間 毎日欠かさず学校帰りに病院へ通っていた。
そして今日卒業式を終え、最後の制服姿をおばあちゃんに見てもらいたく、早足で病院へ向かう。

幼い頃から母を早くに亡くした私は、おばあちゃんに育てられて育った。そんなおばちゃんは去年 原因不明の昏睡状態になってしまい寝たきりの状態だ。

ガラガラッ スライド式のドアを勢いよく開け後輩から貰った花束を片手に持ち、おばあちゃんのベッドの場所へ 急いだ。

そして

「おばあちゃんっ 今日卒業したよ!」

そしていつも通り近くの椅子に腰を掛け、おばあちゃんに今日の出来事を話し始めた。後輩から手紙と花束を貰ったこと 卒業式で担任の先生が初めて泣き顔を見せたこと。そして、大好きな親友とお別れをしたこと、、
泣いたり笑ったりしながら話している私を 「はいはい」
っと優しく微笑みながら聞いてくれているような気がした。


もちろん言葉は返ってくることは無いけれど、微かにおばあちゃんの唇の端が少し上がったように見えた。

全部話し終えた私は一呼吸しておばあちゃんの顔の近くに近づいた。

私はおばあちゃんを見つめた。
「また、私の話を聞いてね。おばあちゃん」

そして

いつかいつも通り、目を覚ましてくれることを祈りながら おばあちゃんの顔を「見つめた」